決勝 序盤
＜13時40分＞
16小林可夢偉/ザウバーがメカニックに押されて14番手グリッドに着いた。土曜日のフリー走行で火災に見舞われた9ハイドフェルト/ルノーは、最後まで、ピットを通過して許される確認走行を続けている。
気温は27℃に上昇した。路面温度は30℃。トップ10では、7シューマッハ/メルセデスだけが硬いプライムタイヤを着けている。
＜14時00分＞
観客入場者数は7万8千130人と発表された。気温は27℃。スタート時刻に合わせるように、上空は青さを増し、照りつける太陽で、路面温度は徐々に上昇を続け、34℃に達した。
1コーナーの先陣争いが注目される。トップ10の中で、唯一ハードタイヤを選択している7シューマッハ/メルセデスはどんな序盤を戦うのか。14番手グリッドからスタートする16小林可夢偉/ザウバーは、1周目を何位で戻ってくるのか。そして、最後尾からスタートするの9ハイドフェルト/ルノーは?
24種類のドラマを予感させて、全車がグリッドを離れた。
＜14時02分＞
グリッドに戻って雄叫びを上げるマシン。5アロンソ/フェラーリが素晴らしいスターを決めてトップで1コーナーに進入した。暑い気温で、レッドブルはKERSをうまく使えていないのかもしれない。
＜14時04分＞
大歓声の中を、5アロンソ/フェラーリがトップで戻ってきた。16小林可夢偉/ザウバーがピットイン。バーストした左リヤタイヤをプライムに交換して最後尾でレースに戻った。
＜14時06分＞
5アロンソ/フェラーリ、1フェッテル/レッドブル、2ウェバー/レッドブル、3ハミルトン/マクラーレン、10ペトロフ/ルノー（!）、7シューマッハ/メルセデス、8ロズベルグ/メルセデス、6マッサ/フェラーリ、18ブエミ/トロロッソ、4バトン/マクラーレンがトップ10。17ペレス/ザウバーがそれに続いている。
＜14時09分＞
3ハミルトン/マクラーレンがファステスト･ラップを更新した。1分30秒011。上位4台が1分30秒台で周回している。
＜14時10分＞
5アロンソ/フェラーリと1フェッテル/レッドブルの差は0.8秒。その0.6秒後ろを2ウェバー/レッドブルが追っている。
＜14時11分＞
最後尾に落ちた16小林可夢偉/ザウバーは、硬いタイヤで、10番手辺りと同じペースでレースを続けている。前を行く25ダンブロジオ/ヴァージンとの差は18秒。
＜14時14分＞
5アロンソ/フェラーリがファステスト･ラップを塗り替えた。しかし、1フェッテル/レッドブルは食いついて離れない。
＜14時16分＞
12マルドナド/ウィリアムズがピットイン。
16小林可夢偉/ザウバーは22カーティケヤン/イスパニアの8秒後ろに追いついてきた。
＜14時17分＞
1フェッテル/レッドブルがピットイン。3ハミルトン/マクラーレンの直後でレースに戻った。その周のうちに4バトン/マクラーレンを強引に攻略、さらに6マッサ/フェラーリも仕留めた。
＜14時18分＞
5アロンソ/フェラーリと2ウェバー/レッドブルがピットイン。1フェッテル/レッドブルは、8ロズベルグ/メルセデスに次ぐ6番手。
＜14時20分＞
3ハミルトン/マクラーレンがピットイン。続いて10ペトロフ/ルノーもタイヤを交換した。8ロズベルグ/メルセデス、6マッサ/フェラーリ、19アルゲルスアリ/トロロッソも続いた。
＜14時21分＞
11バリチェロ/ウィリアムズがタイヤを求めてピットイン。作業に手間取ってタイムロスを背負いこんで、コースに戻った。
＜14時23分＞
1フェッテル/レッドブルが5アロンソ/フェラーリに次ぐ2番手に上がってきた。3番手の3ハミルトン/マクラーレンがファステスト･ラップを記録して前の2台を追っている。トップ3の間隔はそれぞれコンマ5秒の接近戦。
16小林可夢偉/ザウバーは20番手まで挽回した。
＜14時24分＞
4バトン/マクラーレンが5位の位置からピットイン。上位では、6番手の15ディ･レスタ/Fインディアがタイヤ交換を行なわず、7シューマッハ/メルセデスを抑えている。
＜14時25分＞
15ディ･レスタ/Fインディアがピットイン。前が開いた7シューマッハ/メルセデスに4バトン/マクラーレンが照準を合わせ、軽々と5位を奪った。
＜14時28分＞
トップ3は接近戦を続けている。4バトン/マクラーレンが1分28秒台のファステスト･ラップ。16小林可夢偉/ザウバーは、自己ベストラップを更新して、18番手にいる。
9ハイドフェルト/ルノーと25ダンブロジオ/ヴァージンだけがタイヤ交換を行なっていない。
