F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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新居章年 トヨタ

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「うーん、残念! 次のバーレーンを見てください!」

◆雨に対応、柔軟に作戦を変更したが
新居 あのー、バーレーンで、がんばります!(笑)

—-今日は、そのひと言?(笑)
新居 それしか、ないですよね。今日は、ほんとに!

まあ、今日はレース時には雨が来るということで、それも早めに、そしてずっと降る、と。

実は(ドライであれば)ティモはすごく燃料を軽くして(スタートする予定で)いたんですが、それを変更して、ピットからでることにしました。こうすると、燃料もいっぱい積んで出て行けますしね。

(注:前日に発表されていたスタート時の各車の「車重」は、ティモ・グロックが652㎏。一方のヤルノ・トゥルーリは664.5㎏)

この作戦は、途中まではうまく行っていたんですが、ただ13周目でしたか、コーナーで(BMWザウバーのハイドフェルド車を)抜きにかかったときに、フロントを当てちゃって……。
このときは、そんなにダメージがないという判断を(ピットが)して、そのまま行け!ということだったんです。

ただ、ペースカーが解除になって速度を上げたら、振動でぶつけたフロント・ウィングがイッちゃって……。それで、あんな中途半端なタイミングでのピットインになってしまって。これはちょっと痛かったかなと思ってます。

—-燃料をいっぱい積んだということは、予定ではピットストップは?
新居 ええ、ワンストップです。ピットスタートを選択したときに、これはもう決めてました。だから、(フロント・ウイング交換のための)あのピットインは、ちょっと予定外になってしまったんですね。

でもね、ティモは最後までよく走ってくれて、7位ですけどポイントも取れましたから。そういう意味では、あんな後ろ(ギヤボックス交換の5グリッドダウンのペナルティで19番手スタート)からスタートしたことも考えると、頑張ってくれたなと思います。

—-ヤルノはどんな経過でしたか?
新居 セーフティカーが入ったあと、数ラップくらいは問題なかったというんですけど。でも、そのあとですね、(ウエット・タイヤの)グリップがなくなった、と。ブレーキングも不安定になってね。

コーナーで抜きにかかったりしてラインを変えたときでも、普通ならトラクションがかかって戻せるというか、ドライバーが操れるのに、どうもそうでなくなったという、そんな状況でガマンしながらドライブしてたら、後ろから、ああいうこと(クビツァに激しく追突された)になって……。

まだ前半、10周くらいのところだったんで、ピットで直そうと思ってたんですが、実際に見たら、リヤウイングを付けるためのブラケットもいっしょに飛んでいってしまっていたので、残念ながら修復は諦めました。

◆後方グリッドからのティモの戦略とは
—-雨ではなかった場合の話題に戻るんですが、ティモは、あのグリッド位置から少ない燃料で行こうとした?
新居 定石からすれば、燃料を積んでロング・スティントから……ということでしょうけど。でも、これだと、周りにいる(グリッド後方)のクルマはみんな同じ(燃料を多目に積んでくる)だなということで、あえて、過激な方の(笑)作戦を採っていました。

—-手堅いだけじゃないトヨタ?! それは今年から?
新居 いや、去年の後半くらいからです。決めたことだからやるというだけじゃなくて、状況に合わせて、いろいろやってみようよ、ということですね。
これは、山科(忠チーム代表)の(チームへの)ハッパのかけ方とか、そういうのが着実に浸透してきたんだと思っています。

—-レースでのタイヤは、ティモの場合は、ウエット→ウエットですか?
新居 そうです、タイヤ交換はしています。摩耗を見るとやっぱり、タイヤについては無交換で(レース距離を)走りきれる状態ではなかったです。

何にしても、今日のことは忘れて(笑)いろんな借りは、次のバーレーンで、まとめて返したいですね!

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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