ザウバー、「日本GPは、チームにとっても非常に特別なイベント」
ヒンウィル 9月13日
3月11日、日本に大きな打撃を与えた災害の被害を忘れることはできません。被害を受けた地域を復興するには何年もの時間が必要で、文章だけでは、彼らに起きた被害と、愛する人々を失ったなった悲しみを表現することはできません。
ザウバー・F1・チームと共に、F1世界選手権を戦う唯一の日本人F1ドライバー、小林可夢偉のホーム・グランプリである日本GPは、チームにとっても非常に特別なイベントです。
10月7〜9日に行われる鈴鹿でのレース・ウイークエンドでは、2台のザウバーC30フェラーリに、開幕戦のメルボルンでも使用した日本へのメッセージをふたたび使います。
我々の祈り、日本に届きますように。
本日、25歳の誕生日を迎えた小林可夢偉は、彼のプロジェクトの準備に忙しく取り組んでいます。可夢偉は、震災の影響を受ける地方のうちの一つから、子供たちを日本GPに招待します。その子供たちは、福島県南相馬市を中心に活躍する少女合唱団「MJC アンサンブル」のメンバーです。メンバーの少女たちは、彼女たちの家族や関係者約60名と一緒に鈴鹿を訪問します。
MJC アンサンブルのメンバーは、東日本大震災以降、各地から様々な支援を受けていることに対して、観光庁が後援するイベントなど様々な場所で感謝の気持ちをこめて歌を歌ってきました。決勝が行われる日曜日、福島から鈴鹿を訪問しするメンバーたちは、レースの前の式典で、世界中の観客の前で日本の国家を斉唱します。メンバーたちはそのあと、グランドスタンドにある可夢偉応援席でレースを観戦します。
◆小林可夢偉
「南相馬の子供たちにレースのウイークエンドを楽しんでもらいたいです。今回の旅と宿泊施設をきちんと準備してもらっています。彼女たちと、彼女たちの歌を誇りに思っています。彼女たちの歌で、日本がどれだけ世界のみんなに感謝しているか伝えたいです」。