決勝 序盤
<14時50分>
全車グリッドに並んで最後の準備を整えている。
可夢偉は、グリッドに着いた後にコクピットを出て、スタンドの大歓声に手を振って応えた。
「久々に、いいイメージでスタートできる」。レースに期するものがあるのだろう。まずはスタート、M.ウェバーを食えるのか。
気温は24℃、路面温度は35℃に達し、場内に張りつめて空気が広がっている。
<15時00分>
24台がグリッドを離れてフォーメーション・ラップに向った。気温は24℃、路面温度は35℃。熱戦の舞台としては申し分ないコンディションだ。
<15時03分>
グリッドに全車が戻り、1フェッテル/レッドブルが右側で食い下がる3ハミルトン/マクラーレンを牽制して1コーナーをトップでまわった。
可夢偉はスタートをしくじった。11番手で2コーナーをまわっている。
1周目のオーダーは、1フェッテル/レッドブル、3ハミルトン/マクラーレン、4バトン/マクラーレン、6マッサ/フェラーリ、5アロンソ/フェラーリ、2ウェバー/レッドブル、7シューマッハ/メルセデス、15ディ・レスタ/Fインディア14スーティル/Fインディア、10ペトロフ/ロータス・ルノー18ブエミ/トロロッソ、16小林可夢偉/ザウバー、9セナ/ルノー。
<15時08分>
1フェッテル/レッドブルは、唯一1分30秒台に入れて逃げている。
得意のスタートで珍しく出遅れた16小林可夢偉/ザウバーは12番手のまま。
<15時12分>
1フェッテル/レッドブルは変わらず唯一の1分39秒台を守り、5周したところで、2番手3ハミルトン/マクラーレンの2.3秒先を逃げている。
<15時13分>
5アロンソ/フェラーリが6マッサ/フェラーリを交わして4番手にポジションを上げた。
16小林可夢偉/ザウバーのペースは、1分42秒前の10ペトロフ/ルノー、18ブエミ/トロロッソより若干速いが、前に出るのは簡単ではなさそうだ。
セクター1分秒は、3ハミルトン/マクラーレン、1フェッテル/レッドブル、5アロンソ/フェラーリが区間ベストを記録している。
<15時16分>
スプーンコーナーで3ハミルトン/マクラーレンを4バトン/マクラーレンが捉えた。
<15時17分>
3ハミルトン/マクラーレンがピットインしてタイヤを交換。16小林可夢偉/ザウバーの後ろの12番手でレースに戻った。
<15時19分>
1フェッテル/レッドブルがピットイン。
<15時15分>
1フェッテル/レッドブルは、スタートでの4バトン/マクラーレンとの接近戦が審議対象だったが、お咎めナシが発表された。
<15時21分>
16小林可夢偉/ザウバーが11番手からピットイン。まだレースは10周を消化したところだ。
<15時22分>
6マッサ/フェラーリがトップの位置からピットに飛び込んだ。これで1フェッテル/レッドブルがトップの座に戻った。
<15時23分>
16小林可夢偉/ザウバーの前にいた18ブエミ/トロロッソが、タイヤ交換からのアウトラップで、コースを外れた。右フロント・タイヤのナットが締まっていなかった。タイヤが外れたマシンから、S.ブエミが降り、肩を落している。
<15時25分>
16小林可夢偉/ザウバーは、19番手でレースに戻っていたが、現在17番手。タイヤ交換を済ませていないライバルがピットインすれば、11番手にポジションを戻すはずだ。
<15時26分>
トップの1フェッテル/レッドブルと2位の4バトン/マクラーレンの差は2.6秒。その後に、2.1秒、2.6秒、0.9秒、0.7秒の僅差で、5アロンソ/フェラーリ、3ハミルトン/マクラーレン、6マッサ/フェラーリ、2ウェバー/レッドブルが続いている。その後ろの7シューマッハ/メルセデスは、10秒以上後方だ。
DRS計測開始位置からDRS使用可能位置の間で前車の約1秒以内にいればDRSが使用可能。DRSは、DRS使用可能位置からブレーキを踏むまで使用できる。