F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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ザウバー首脳陣インタビュー

Q.チームが誕生して20年目のシーズンですが、見通しはいかがでしょう?
120206saubervosauber001.jpgペーター・ザウバー(以下、ザウバー):いつもと同じ。まだ達成していない表彰台が目標で、予選では安定してトップ10入りできるようにしたい。

Q.今シーズンはどのような準備をしていますか?
モニシャ・カルテンボーン(以下、カルテンボーン):安定した成績を収めることが重要で、レースではつねにトップ6を狙いたいわ。チームの規模を拡大して、体制もしっかりしているので、自信はあるの。

Q.テクニカル・ディレクターの交代については?
120206saubervosauber003.jpgカルテンボーン:優秀な人材で、最適の人選だと考えているの。これまで20年間、チームはずっと成長してきたし、それは今年も変わらないわ。

Q.今シーズンの見通しは?
マット・モリス(以下、モリス):新しいレギュレーションに適応できるという意味でも、マシンのデザインについては、いろいろな状況に対処できる柔軟性を重視した。

Q.新しいマシンをデザインするにあたって、アプローチを変えたところはありますか?
120206saubervosauber002.JPGモリス:予選は非常に重要なので、その面でこれまで以上の結果を残すことを意識している。

Q.財政面で、チームの状態はどうなっていますか。
カルテンボーン:
ここにこうして来ていることが、状況を表してるでしょう。活動を継続していく上で、問題はないわ。

Q.話題のノーズについて解説してください。モリス:FIA(国際自動車連盟)のレギュレーションを研究した結果で、ノーズに段差をつけることにより、ウイングの効果を可能な限り大きくしながらノーズの空気抵抗を抑えることができた。また、コースの特性にも柔軟に対処することができる。

Q.開幕戦までのスケジュールはどうなっていますか?
モリス:
シャシーの開発は、かなり忙しくなるだろう。まずこのへレス・テストがあり、そのデータを検討したうえで、さらにテストを続けていく。

Q.エキゾースト周りのレギュレーション変更には、どう対処しますか?
モリス:
規則の意図は明らかなので、それほど迷うことはなかった。レギュレーションの範囲内で、可能な最善の方法を探した結果が、今年のマシンということになる。

Q.メキシコ人のドライバーを抱えるチームとして、アメリカGPが開催される意義は大きいのではありませんか。
カルテンボーン:
とても重要なレースだと思うわ。アメリカでF1が行われる意義は大きいし、しかも今回はメキシコに近いので、大勢のファンがやってくるはずよ。

Q.フェラーリのように高級スポーツカーを販売することに興味はありませんか?
カルテンボーン:
うちはF1チームとしてやってきたし、これからも変わらないわ。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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