エイドリアン・ニューウェイ 会見/ 「RB8は基本的に昨年と同じ線上」
Q.今年のデザイン・コンセプトはどんなものですか?
エイドリアン・ニューウェイ(以下、ニューウェイ):基本的にはこれまでのものを進めて作ったが、ノーズやエキゾーストなど、レギュレーションの変更があったことも、もちろん考慮しなければならなかった。最終的なシャシーの規則は昨シーズン末と、決まるのが遅かったので、時間的な制約も大きかった。
エイドリアン・ニューウェイ(以下、ニューウェイ):基本的にはこれまでのものを進めて作ったが、ノーズやエキゾーストなど、レギュレーションの変更があったことも、もちろん考慮しなければならなかった。最終的なシャシーの規則は昨シーズン末と、決まるのが遅かったので、時間的な制約も大きかった。
Q.新しいレギュレーションを中心にマシンをデザインしたということでしょうか?
ニューウェイ:特にエキゾースト周りの制約があったので、多くの点で妥協点を探すことのなったのは事実だ。フロントを含めてマシンの前後が変わったわけだが、2009年のときほど大きな変化ではないと思う。
Q.どのチームも新しいエキゾースト周りの規定を生かして優位に立とうとするはずですが?
ニューウェイ:いろいろなアイデアが出てくるだろうし、それでライバルに差をつけられれば言うことはない。もちろん、どこかのチームが賢い答えを見つければ、ほかもそれを追いかけることになるだろう。
Q.今年も有利な戦いができると思いますか?
ニューウェイ:まだ最初のテストが始まったばかりだから何とも言えない。幸運にもこの2年間はいい結果が出たので、基本的には同じ線でマシンを作った。成績が伴うかどうかはこれからの問題だ。レギュレーションの変更も、当然影響してくるだろう。
Q.燃費の制限が強化されたことについてはどうですか?
ニューウェイ:それほど大幅なものではないから、影響は限られているだろう。燃費を良くするという考え方は、正しいと思う。
Q.レギュレーションの変更に対応するのは大変だと思いますが
ニューウェイ:そうでもない。技術者として、新しい課題に取り組むのは楽しいことだし、上手くいけば満足感が得られる。
Q.今年はほかのチームもレッドブルをコピーしているのではないでしょうか?
ニューウェイ:レギュレーション、とりわけエキゾースト・パイプの制約があるので、似たような形になるのは仕方がない。収納する余地が限られているから。
【翻訳:Shigehiro Kondo】