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可夢偉、バルセロナテストのコメント

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F1のシーズンオフテスト第2弾、バルセロナ合同テストの3日目を担当した小林可夢偉は、3番手のタイムを記録した。テストはテスト、タイム比較に意味はないとはいえ、チームは順調に準備を進めているように見えた。3年目のザウバー、”チームリーダー”の感触はいかに。

—-スペインGPの本番でも使われるバルセロナのテストですが、走ってみた印象は?
可夢偉:今日は大きなトラブルもなく、予定通りのプログラムをこなすことができました。クルマのバランスは悪くないし、今日は良いテストになって、とてもハッピーだったです。

—クルマの状態はよさそうですね?
可夢偉:朝の状態は非常に良かったけれど、午後になるとみんなと同じようにペースが落ちたんです。路面にマーブル(タイヤカス)がたくさん出ていて、レーシングラインはどんどん狭くなっていったのがペースが上がらなかった理由です。今日もこの後、データを見る宿題があって、すべてをチェックして、やり残した事を把握することが大事だと思います。レッドブルとか、意外と嵌まっているようだし、フェラーリはもっと嵌まっているので。

—-リヤが独特の形をしているようですが。
可夢偉:そうですか? 変わらないと思うけど。

—-ヘレスのテストでは、ロースピードでフロントがカクッと入るようなイメージがありましたが。
可夢偉:それはよくなったと思います。

—-他のドライバーは、昨日と路面が違うと言っているが。
可夢偉:昨日、僕は走った訳じゃないから分からないけど、エンジニアには午後路面の状態が変だということは伝えました。昨日のテストの最後のパートは路面の状態が良かったんだけど、午後にはみんなタイムがあがらなかったからね。(バルセロナ)マジック(笑)。

バルセロナを久々に走って、朝はタイヤがあたたまらなくて苦しかったけど、昼過ぎになってようやく温度があがって、タイヤがあったまりやすくなってから、パッとタイムが出たんですけど、午後からは路面がぼろぼろになって、誰も良いタイムが出なくなるという不思議な現象に陥って、それ以外なら悪くはないかな。

セットアップという所に行く前にいろんなパーツのテストばかりやっていたんで、今日はパフォーマンスじゃないんで。(ペレスが走った)初日、 2日目とやり残したことも多かったんで、その宿題をやっていたという感じかな。

—-タイヤの比較はできましたか?
可夢偉:同じ種類のタイヤを使い続けて走った訳ではないし、ハードとミディアムを使い、ソフトコンパウンドは1回しか使っていないからね。単純にラップタイムだけで他のチームに比べてどうかというのは今は判断できない。でも、フォーリングは良いと言えるかな。クルマの状態は悪くはないですから。ストレートでちょっとバイブレーションが出ていた以外はクルマの状態は良いと思いますよ。特に今日の午後のセッションでは、路面がちょっと変な状態だったし、ハードとミディアムのラップタイムも似ているし、う〜ん、比較はできないね。

—-リヤウイングをいくつか変え試したと、リリースにでていたが?
可夢偉:何が変わったかはあまりよく分からなかったので、これからデータを見てどれが良いか判断しないといけないです。タイヤの比較は今日はあまりやっていないです。明日の方がまだチャンスはあるかな。今日は赤旗が出たりして、ロングランもあまりできなかったですね。今日はデータ取りです。今日のベストタイムに関してはソフトを履いて出しただけです。

—-ヘレスとバルセロナの間にオーストリアにトレーニングに行っていたと思いますが?
可夢偉:トレーニング内容は内緒ですよ(笑)。一生懸命、雪の中もがいてました(笑)。

—-焼けてますね。
可夢偉:雪焼けですよ。めっちゃ、寒かったです(笑)。ゲレンデは、女の子が何割増か可愛く見えますね(笑)。日本だけでなくて、外国でもそうだったというサプライズでした。

—-鈴鹿で3月3日と4日に50周年のファン感謝デーが行なわれます。日本GP  のチケットとも販売され、日本のファンも期待しています。今年の何かひとつポジティブなことろを挙げるとしたら?
可夢偉:ポジティブなところ! 鈴鹿に向けては何か面白いことをしようとしているんですけど、まだ8カ月あるので、去年は、あまりレースがよくなかったので、レースをしっかりできる良いクルマができればと思っています。それよりも今が大事かな、と。今、とりあえず頑張って、しっかり良い状態を鈴鹿まで引っ張っていければなと思います。鈴鹿はまだまだです。いろいろ戦略をくまなければならないですね!!

—–3年目ということで、いかがですか?
可夢偉:今年が一番厳しいですね。だって来年はここにいられるとは限らない。でも、逆に言えば、それはチャンスでもあるしもしれないし(笑)。

—-いいレースができそうですか?
可夢偉:レースはいつもエキサイティングです。特にクルマが良い状態でメルボルンに行くことができるならハッピーですよ。そういう意味では、まだいくつかの信頼性の問題もあるし、その原因を突き止めることができれば、自信を持つことができると思う。レースをするのが待ちきれないですね!

【STINGER/HIROSHI TSUJINO】
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