女性ドライバーの地位確立を目指すウォルフ
シミュレーターで積んだ経験を活かし、初めてF1のマシンをドライブしたウォルフ。
ウィリアムズ・F1・チームの開発ドライバーを務めるスージー・ウォルフは、同じ女性ドライバーで、マルーシア・F1・チームのテスト中に起きた事故によって片目を失った友人のマリア・デ・ヴィロタの事故を受け、女性ドライバーの地位確立のためには自身がこの道を切り開かなければいけないという思いをより強く感じたと語った。
17日(水)にイギリスにあるシルバーストン・サーキットでおこなわれた、ウィリアムズ・パートナーデーに参加し、チームの昨年型マシン「FW33」で初めてF1のマシンをドライブしたウォルフは、女性ドライバーとしてどうあるべきか、次のように語った。
「今日はマリアのことを想って、彼女のトレードマークの星をヘルメットのデザインに取り入れたの」。
「彼女のアクシデントが報じられてから、(女性ドライバーの地位確立を)私がやらなければいけないという思いがより一層強まったわ。いい仕事をして、彼女の事故が(女性だからではなく、)偶然起きたものだということを証明していかないといけないわ」。
デ・ヴィロタのトレードマークの星をヘルメットに取り入れ、はじめてのF1マシンでの走行に参加。