ハウグ、今年限りでメルセデスを退職
シューマッハだけでなく、ハウグもメルセデスを去ることに。
メルセデス・モータースポーツ副社長のノルベルト・ハウグは、22年間在籍したメルセデスを今年限りで去ることになった。
1990年の10月1日からメルセデスのモータースポーツ部門での仕事をスタートさせたハウグは、22年間の在籍中、メルセデス・エンジンを使用したチームがF1で87勝し、6度の世界タイトルを獲得した。DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)では、32のタイトルを獲得した。
ハウグは22年間を振り返り、次のように語った。
「22年以上過ごした世界最高の自動車メーカーに感謝したい。在籍中、私の情熱が消えることは一度もなかった。特に私を信頼し、自由にやらせてくれた取締役会には感謝したい。1991年以来、われわれには相当な業績と勝利を挙げてきた。同僚全員に感謝したい」。
「残念ながら、2010年に設立した、自分たちのF1ワークスチームは。2012年までに1度(第3戦中国GP/右の写真)しか勝利を上げることができず、自らの期待にこたえることができなかった。それでも、将来の成功を目指し、正しいステップを踏んでいる。チームとドライバーは、そのためにやれることは何でも取り組んでいくだろう」。