ボッタス、「今年のマシンには段差がない」
ウィリアムズの新車は段差カバーを使用(写真は段差があった昨年型の「FW34」に乗るボッタス)。
今年から、パストール・マルドナドのチームメイトとして、ウィリアムズ・F1・チームのドライバーになったバルテリ・ボッタスは、チームの今季型マシン「FW35」には、ノーズに段差がないと語った。
これは、ボッタスの地元、フィンランドの放送局、MTV3が報じたもの。MTV3のインタビューでボッタスは、新車の印象について次のように語った。
「新車は去年のマシンとよく似てるんだ。ただ、新しい規約ができたから、ノーズに段差はない。見た目では、それが昨年との最大の違いだね。新車は去年のマシンの進化版で、特に空力面を改善して、コーナーでより多くトラクションが得られるようにしてあるんだ」。
昨年から、ドライバーの安全を考慮したレギュレーションの変更により、モノコックの高さは2011年までと同じだったものの、ノーズの高さを下げなければならなくなっため、12チーム中、10チームのノーズに段差が設けられた。しかし、不恰好な見た目が好意的には受け入れられなかったため、基本構造はそのままに、見た目のよさを改善する方法として、段差カバーのアイデアが生まれ、FIA(国際自動車連盟)が使用を許可したため、今年から段差を覆うカバーを使用できるようになった。
段差カバーは、空力的アドバンテージが発生せず、衝撃吸収に影響しない1パーツ構成のみが認められ、複数のパーツで構成されたものは使用できない。カバーを使用するかどうかは、チームの任意で決められる。