ホンダの復帰を楽しみに待つバトン
かつて、ともに成功を収めてきたホンダとの”再会”を楽しみにするバトン。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトンは、マクラーレンがふたたびホンダとタッグを組むことを楽しみにしていると語った。
2006年のハンガリーGPで自身初のF1優勝をホンダとともに果たし、2009年向けにホンダが作ったマシンで、ブロウンGPとしてF1のタイトルを獲得したバトンは、マクラーレン・ホンダ復活について、イギリスでF1を放送するSKYスポーツに対して次のように語った。
「僕はホンダとすでに長くすばらしい協力関係を築いてきたんだ」。
「2003年にホンダのエンジンを積んだマシンでF1にデビューして、ハンガリーで初優勝した2006年〜2008年までワークスのドライバーとしてホンダのマシンに乗っていたんだ。彼らがどれだけ情熱的なのか、特にモータースポーツ、F1への情熱がどんなものなのか、よく知ってるよ」。
「F1の新しいレギュレーションは、ホンダがモータースポーツの頂点に戻るには絶好のチャンスだね。ホンダは、ターボ・エンジンについて世界でもっとも経験豊富で熟練したビルダーの一つだし、F1をつねに最先端の技術革新のプラットホームと捉えてきたから、今回もこの世界的なスポーツの舞台でエンジンのエンジニアたちは、その持てる力を遺憾なく発揮することになるだろうね」。
「僕は世界中で勝利するマクラーレン・ホンダを見て育ったんだ。今でもあの、見ればすぐにそれとわかる赤と白にカラーリングされたマシンを見ると、これまででもっともドラマチックでエキサイティングだった当時のモーター・レーシングの思い出が鮮やかによみがえってくるんだ」。
「マクラーレン・ホンダ – この2つのワードにはどれだけの情熱、成功、プライドが込められているか知ってるし、だからこんなにも興奮してるんだ。チームにとってファンタスティックってだけじゃなくて、F1のファンとこのスポーツ全体にとってすばらしいことだからね」。
Photo by Jiří Křenek