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琢磨、インディを視察!!

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2002年、F1にデビューした年の琢磨。この時と同じ気持ちでアメリカ・インディカーシリーズを目指す!?

5月第2週の週末、スペインGPが開催されたタイミングで、佐藤琢磨がアメリカのインディ500の予選を控えたインディアナポリスの会場に姿を見せた。

スペインGPと言えば、去年琢磨が、結果として最後に走った思い出のレースだが、琢磨はマネージャーのアンドリュー・ギルバート・スコットとともに、チー
ム、主催者などの複数の関係者と積極的に接触し、金曜日1日に何か所かでミーティングし、土曜日に予選が始まる頃にはスピードウェイを後にしたという。

また、アメリカのインディアナポリスは、2004年に琢磨が初の表彰台に上がった思い出の場所でもある。F1はオーバルの一部を使うだけで、インディ500とは別物とは言え、様々な意味で憶測を呼ぶ状況の中での訪問だった。

◆ド・フェランのチームが有力か!?
琢磨の訪問相手の中には、ジル・ド・フェランも含まれていたことから、様々な憶測が飛んだ。ジル・ド・フェランは、インディカー・ドライバー時代からホン
ダとの強いつながりを持ち、インディカー・シリーズのチーム作りに興味を示していると言われている。琢磨がリサーチした相手もインディカーであることか
ら、ホンダの絡みで両者のジョイントが噂に挙がることになった。

アメリカでは、今年からアキュラの名でアメリカン・ホンダが参戦するスポーツカー・シリーズも注目されていることから、そちらへの参戦も考えているのでは
ないかとの憶測も飛んだが、琢磨は以前同様、「シンングルシーターで走りたい」との意向とされ、今回の”視察”も、アメリカン・ル・マンシリーズへのもの
ではないといえそうだ。

また、一説には、9月にツインリンクもてぎで行なわれるブリヂストン・インディ・ジャパン300kmへの参戦も検討されているとの情報もある。

アメリカの情報筋によると、「インディアナポリスでは、彼らは隠れるでもなく、何人かの関係者にあっていた」という。

「インディカーに出ようと考えたタクマが、F1時代の知己であるジル・ド・フェラン(2005年に琢磨がBARホンダに在籍時に、ホンダから請われてス
ポーティング・マネージャーを務めていた)に最初に相談した、というのはアリな話。ジルからもオファーを出したというのも。これまたホントの話でしょ
う」。

「ただし、ジルの意向が、タクマ陣営なら予算を持ってそう、ということで、”やるならウチがいいよ”とオファーを出したのか、本気でインディカーをやり たくて、そのスタートとして”琢磨はベスト!”と考えたかは、不明」。
 
問題は、ドライバーとしてはオーバルでは充分な実績を持っているジルも、チーム運営者としてはインディカー・シリーズでの実績ゼロということだ。ホンダの
バッ
クアップで始めたALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)も参戦を始めてまだ1年と少々のチームであり、そういう意味では、「琢磨にインディカーのオ
ファー出すこと自体、結構図々しいという意見もある。反則とまでは行かないけれど。勇み足くらいの感じかな」とも。
 
なお、ジル・ド・フェランのがインディ500の参戦に向けて進んでいるチームは、「チーム・マネジャーもエンジニアもインディカー経験者。だから、彼らにはインディカーを戦う素地はある」と前出の情報筋は伝えている。

*インディ500は、特別なレースのため、年間を戦うシリーズとは別に、単発でチームを組んでレースを行なう例が多い。”ド・フェランのインディ500のチーム”とはそれを指し、また、インディカーシリーズに参戦したがっているというのは、これとは別の動きになる

([STINGER] / Yamaguchi Masami)
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