レッドブル、ホイールのトラブルの原因と対策を発表
原因は、これまでとは違う挙動を見せたホイールガンの挙動で手を滑らせたことによる誤操作だった。
インフィニティ・レッドブル・レーシングは、先週末のドイツGP決勝で起こったマーク・ウェバーの右リヤ・ホイールに起きたトラブルの原因と今後の対策について発表した。
ホイールが装着されていないままウェバーが発進してしまって理由をレッドブルは、、メカニックがホイールのナットを取り付けるホイールガンが、これまでとは違うトルクレベルだったために手を滑らせ、誤ってフロントジャッキ担当クルーに作業完了を知らせる”GO”ボタンを押してしまったことが原因だと説明した。
今後、同じことが起こらないようにするために、チームはホイールガンを改良することを決定し、フロントジャッキ担当クルーはすべてのホイール交換担当クルーの作業完了の合図を明確に受けるまでは、マシンをピットアウトさせないように指示した。
ドイツGP決勝でレッドブルは、ウェバーがピットで右リヤ・ホイールが完全に装着されたいない状態でピットを離れたため、外れたタイヤがピットレーンにいたFIA(国際自動車連盟)のカメラマン、ポール・アレンの背中に当たり、肋骨2本と鎖骨を骨折してしまった。
これを受け、FIA(国際自動車連盟)は、レース中はピットレーンにチームクルー以外は立ち入りを禁止することも決定した。
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