インディカーでウィル・パワーがシーズ初勝利!!
昨年のサンパウロ以来勝利の無かったパワー。ようやく長いトンネルを抜けた。
2013年インディカー第15戦は、8月25日にカリフォルニア州北部のワインで名高いソノマのソノマ・レースウェイを舞台に行なわれた。荒野の中に展開する起伏に富んだアップダウンの激しいスペクタクルなコースだ。
レースは2.385マイルのコースを85周で行なわれ、ウィル・パワーが昨年のサンパウロ以来久々の今シーズン初勝利を飾った。
レースは、30周目の段階で4回のセーフティ・カーが出動、85周で7回のフルコース・コーションが宣言される大荒れの展開を見せた。
荒れたのはコース上だけに留まらなかった。ピットでタイヤ交換を済ませたウィル・パワーのピットクルーが不用意に持ち運んでいたタイヤに、トップを争っていたスコット・ディクソンのマシンが接触、メカニック2名がはね飛ばされる事態も起きた。このためディクソンがドライブスルーのペナルティを受けたが、不注意なメカニックにもペナルティがあってしかるべき状況だった。
佐藤琢磨も、13番手グリッドからスタートして徐々にポジションを上げ、好調なレースで一桁に入った中盤、他車のスピンに巻き込まれてフロント・サスペンションを破損。長時間ピットで修復作業を強いられ大きく後退。レースに復帰し、今後に向けてのデータ採りに甘んじていたが、終盤、スピンしてコースを逆走したチャーリー・キンボールを避けきれずに、再び接触した。再度復帰し、23位でフィニッシュした。
2013インディカー・シリーズは、次は来週のボルチモア。続くダブルヘッダーのヒューストンの市街地と、最終戦のフォンタナの高速オーバルを残す4戦となった。
Photo by INDYCAR
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