リチャーズ、今回も参戦を断念?
2008年にF1参戦権を獲得するも、F1に参戦できなかったデビッド・リチャーズ率いるプロドライブだが、今回も参戦を見送る可能性が出てきた。
リチャーズは、来年から新規参戦を表明する他のチームと同じく、来年から導入される年間予算が4000万ポンド(約59億円)になったことをきっかけにF1参戦を考えていた。しかし、逆に予算制限のせいで、すでにF1に参加しているチームが撤退しようとしているため、F1の将来を心配したリチャーズは、2010年のF1参戦を決めかねている。
「予算額引き起こしている問題と、それによる将来の不透明さを非常に心配している。我々にとって、F1が安定しているかどうかは、参戦するにあたって、非常に重要な問題だ」。
※F1参戦チームの年間予算案(バジェット・キャップ)
FIAが2010年から導入しようとしている年間予算案は、基本的に4000万ポンド(59億円)を上限とするもの。予算がそれを上回っても問題はないが、限度内に予算を抑えると、現在は制限されている一部の制限が解除され、レースを
有利に戦えることとなる。このように、2つのレギュレーションがF1に存在することに反対しているスクーデリア・フェラーリ、BMWザウバー・F1・チーム、レッドブル・レーシング、パナソニック・トヨタ・レーシングは撤退も辞さない構え。