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インディカー最終ラップで琢磨がクラッシュ!!

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ダン・ウェルドンがテストを務めたDW12。すさまじいクラッシュでも、大事に至らなかったのは、マシンの安全性の高さの賜物。リヤタイヤに乗り上げないように後部にはカバーが付けられるなど、画期的な改善が実行された。

インディカー第18戦ヒューストン・グランプリの最終ラップに、7番手を走っていた佐藤琢磨を含む3台が激しくクラッシュ。コース上はパーツが散乱した。

タイヤマーブルを拾ってグリップが低下したタイヤで琢磨がフラついたところにダリオ・フランキッティが接触、コンクリートウォールに挟まれ、壁をタイヤがよじ登る形て舞い上がり、フェンスの支柱に激突して激しく回転しながらクラッシュ 。バラバラに破壊されたフランキッティと琢磨のマシンが停止したところに、後方から来たE.J.ヴィソが、フランキッティは避けられたものの琢磨の横っ腹に突っ込んだ。

ヴィソと琢磨は、自力でマシンを出たが、フランキッティが出られず、メディカル・クルーに救出され、ストレッチャーに載せられて救急車でメディカルセンターに運ばれた。

現場は、金網が引きちぎられ、支柱ごと飛ばされたが、フェンス外側にいた観客にケガはなかった。さらに、アクシデントの大きさから、マシンの安全性の高さを証明した。

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インディカーのマシンは、2011年に亡くなったダン・ウェルドンが開発テストを行なったマシン。開発が完了して、採用になったのは2012年からだが、2011年のインディカー・シリーズ最終戦でウェルドンはアクシデントで亡くなり、DW12というマシン名として名を残すことになった。(DWは、ウェルドンのイニシャル、12は、その年の年号)

琢磨は、アクシデントについて、「マーブルに乗って、グリップをなくしてアウトに出たために、2〜3台に抜かれてしまった。さらにマーブルを拾ってまっすぐ走れなくなってフラついた。後ろは見えなかったけれど、そこでダリオが来てぶつかった。マシンが調子よかったけれど、最後に残念なことになってしまった。僕は大丈夫です」と肩を落した。

フランキッティは、バイクで現場に駆けつけたチーム・オーナーのチップ・ガナッシが、”大丈夫か?”と尋ねると、”わからない”と答えたというが、メディカルセンターで、「痛みはあるが大丈夫」と、大事には至らなかった情報が伝わっている。この後、病院で精密検査を受ける手はずだ。

Photo by INDYCAR
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