右京、ワンモア･チャンス!!
17歳の挑戦で注目された笹原右京が、エクストラでもう1戦走ることになった。右京が所属するユーロノバの井上隆智穂監督が、フェイスブックで第一報を知らせたもの。
［STINGER］が確認したところでは、今年のフォーミュラ･ルノーALPSで、ポテンシャルは見せたものの”結果”としてもう一つだったので、今週末にスペインのバルセロナで行なわれるより激戦区の上位カテゴリーであるフォーミュラ･ルノー2.0 Euro Cupに参戦して、ポテンシャルを証明するのが狙い。
参戦を打診された右京は、「当初の予定にはない急な話でしたが、スペイン･バルセロナで開催されるユーロカップ･フォーミュラ･ルノー2.0最終大会への参戦オファーを今季所属チームのユーロ･ノヴァからいただき、自分自身も走り足りない、戦い足りないという気持ちだったので喜んで受けました」とコメント。以下のように続けた。
「レース活動を支援してくださっているスポンサーのイベント参加のためすでに帰国していましたが、オファーを受けてすぐに群馬県沼田市の実家へ戻って荷物をまとめ、台風26号の影響で大渋滞となっている道路を12時間かけて成田国際空港に到着しました」
「前回スポット参戦したベルギー･スパフランコルシャンのユーロカップ･フォーミュラ･ルノー2.0では初めてのコースというハンデに加え、競技規則でレギュラー参戦するドライバーの半分しか練習走行の機会を与えられず苦戦しました。しかし、今回は昨年12月のテストで走ったスペイン･バルセロナで開催されます。ユーロカップ･フォーミュラ･ルノー2.0のレギュラードライバーが多数参戦したイタリア･バレルンガのフォーミュラ･ルノー2.0ALPS第1大会は2レースとも8位でしたし、同じような顔ぶれだったイタリア･イモラのフォーミュラ･ルノー2.0ALPS第7大会では上位争いができました。納得できる成績で今季を締め括る覚悟ですので、ぜひご注目いただき、今後ともご支援とご声援のほどよろしくお願い申し上げます！」
フォーミュラ･ルノー2.0 Euro Cupは、今年右京が参戦したフォーミュラ･ルノーALPSの上位カテゴリーであり、さらにウルトラ激戦区（井上隆智穂監督）といわれるハイレベルなレース。右京は、スパで行なわれたレースに、ワイルドカードで参戦しているが、このときはポイントを与えられない特別参加だったが、今回は、正式エントリとして出走する。
人鈴縄ではいかない難関を、17歳がどう乗り越えるか、今週末のバルセロナが注目される。
photo by EURO NOVA
［STINGER］山口正己
