アロンソ、マドリッドでアロンソ・ミュージアムを開催
アロンソの原点から現在までがここに終結。
スクーデリア・フェラーリのフェルナンド・アロンソは、自身のこれまでのキャリアを彩ってきた数々のコレクションを集めたフェルナンド・アロンソ・ミュージアムを、母国のスペインの首都マドリッドで開催した。
初日となる2日(月)は、アロンソ自身も会場に足を運び、開会式に出席。開会式には家族や友人だけでなく、これまでアロンソが所属してきた全チームの代表、ジャンカルロ・ミナルディ(元ミナルディ代表/現在のトロロッソ)、フラビオ・ブリアトーレ(元ルノー代表/現在のロータス)、マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)、ステファノ・ドメニカリ(フェラーリ/チーム代表)らも招待した。
また、友人のカルロス・サインツやペドロ・デ・ラ・ロサをはじめ、チームのスポンサーを務めるサンタンデール銀行社長、同行会長のエミリオ・ボティン、マドリッド市議会のイグナシオ・ゴンザレスらも招待された。
フェルナンド・アロンソ・ミュージアムの展示は、次の6種類のセクションから構成されている。
Km 0(原点):アロンソのキャリアの原点を探る
La colleción(ラ・コレクション):ジュニア・フォーミュラからF1までのアロンソのの歴代マシンをフィーチャー
Circuito Alo(サーキットAlo):アロンソのレースでの経験、生活を追体験
Start Your Engines ! (エンジン点火!):アストゥリアス州オビエド出身のアロンソが持つF1への情熱を音と映像で体験
F1 Experiences (F1での経験):モータースポーツ最高レベルの技術革新の秘密に迫る
275,000 km de emoción(275,000kmの想い):フェラーリ・ドライバーとしてのこれまでを収めた映像を上映
開会式に出席したアロンソは、フェラーリ公式サイトに対して次のようにコメントした。
◆フェルナンド・アロンソ
「今日は家族、マドリッドのコミュニティと僕のキャリアを支えてきてくれたみんな、それから今日集まってくれたみんなに感謝してる。まず第一に、僕にこのスポーツを大好きにさせてくれた家族に感謝したい。今日、ここにこうやって展示してあることの大部分は彼らのおかげだからね。長いあいだ、父がヘルメット、グローブ、スーツと、いろいろと取っておいてくれのには驚きだよ。捨てるのは簡単だったけど、今はそれらがガレージのボックスの中でどんなふうに保管されてきたのかわかったよ。当時は意味を持たなかったものが、今日、ここで何かの意味を持ってるんだ。みんなにモータースポーツのあらゆる分野を理解してもらいたいね。ここにはF1のチャンピオンシップを制したマシンが2台、カートに勝ったマシンが展示してあるんだけど、それだけじゃなくて、7歳、9か10歳のときに家族と撮った写真もあるんだ。それらが僕が大好きなこのスポーツを、より身近に感じるようにお手伝いできることを望んでる」。
フェルナンド・アロンソ・ミュージアムは、フェルナンド・アロンソ財団とカナル・デ・イサベルIIによって運営され、来年の5月4日(日)まで開催される。
Photo by RV RACING PRESS