マッサ、フェラーリとの最後のイベントでチームにお別れ
マッサが一瞬チャンピオンだったときのマシン「F2008」のエンジンをプレゼント。
8年間スクーデリア・フェラーリのドライバーを務め、来年からウィリアムズ・F1・チームに移籍するフェリペ・マッサは14日(土)、フェラーリ・ドライバーとして参加した最後のフェラーリのイベントで、チームへお別れのメッセージを贈った。
14日はフェラーリのレース活動に取り組む全スタッフが集まるクリスマスの昼食会、午後にはフェラーリの全スタッフの子供たちのために恒例のクリスマス会が開かれ、マッサはそこでフェラーリ・ファミリーに感謝のコメントを贈った。
◆フェリペ・マッサ
「僕らは何年も前から一緒に仕事をしてきたし、メカニック、エンジニア、トラックやマラネロ(のファクトリー)で僕を支えてくれた全員に感謝したい」。
「一人ひとり、全員がいつも僕を応援してくれて、特にもっとも難しいときだった2009年のアクシデントがあったときのフェラーリのサポートは忘れることができないよ。そういった状況で、チームにどれだけ愛されていたか分かるし、フェラーリの雰囲気を感じられなくなったり、ファミリーの一員じゃなくなるのはすごくさみしいよ」。
「僕はきみ(ステファノ・ドメニカリ チーム代表)を兄のように慕っていたし、きみと(ルカ・ディ・モンテゼモロ)会長が僕のためにしてくれたすべてのことに感謝したい」。
また、友達でチームメイトのフェルナンド・アロンソには、2010年のドイツGPでのチームオーダー事件のジョークを交えて感謝の言葉を贈った。
「それからフェル(アロンソのあだ名)、ありがとう。僕らはまたトラックで会うことになるけど、そのときは前に行かせないよ」。
また、モンテゼモロ会長から2008年、マッサが最後の周でルイス・ハミルトンに奪われるまで暫定チャンピオンだったときに乗っていたマシン、「F2008」のエンジンをプレゼントされた。
Photo by Ferrari S.p.A