ピレリ、ロズベルグのマシンに起きた問題について説明
あくまでも使用したのはプロトタイプ。来シーズンのタイヤは問題ないとピレリ。
ピレリは19日(木)、17日(火)〜19日の3日間、バーレーンでおこなわれた2014年型タイヤのテスト中にメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのニコ・ロズベルグのタイヤに起きた問題について説明した。
今回のテストでは、来シーズンの最適なタイヤを割り出すことを目的に、まったく新しい構造やコンパウンドで作られたいくつかのプロトタイプのタイヤが投入された。ロズベルグは午前中にその中の一つを使用していたところ、メイン・ストレートを時速320kmで走行中に突然タイヤがバーストし、スピンしてしまった。
このことについてピレリは、タイヤはあくまでも研究所で分析するためのプロトタイプであり、最終仕様ではないため、来シーズンに供給されるタイヤに問題があるわけではなとリリースで釈明した。
ロズベルグのマシンに起こった問題についっては調査中で、調査結果はFIA(国際自動車連盟)と各チームに伝えられる。
今回のテストは、FIAが安全面を考慮し、レギュレーションを変更して実現したもの。全チームに参加資格が与えられたが、参加するチームはインフィニティ・レッドブル・レーシング、メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム、スクーデリア・フェラーリ、スクーデリア・トロロッソの4チームのみとなった。
本来であれば、テストに現行マシンを使用することは禁止されているが、今回のテストではそれが許可されたため、4チームとも現行マシンを使用してテストをおこなった。
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team