「息子のグレッグだ」
モナコGPの金曜日は中日との休みになる。”ナカビ”の解釈はいろいろ。この日を”未来のシート探し”やチーム画策に充てている方法もある。
フォース・インディアの前身であるジョーダンGPのエディ・ジョーダンが奥方を連れてパドックを巡り、スーパーアグリのマネージャーだったダニエーレ・オーデットも様子をうかがっている。そんな中に、背中を丸めた英国人がいた。ナイジェル・マンセルだ。
マンセルは、大英帝国の息子といわれたセナの”天敵”(?)として名を馳せ、1992年にワールドチャンピオンを奪取、その後アメリカに渡って挑戦初年度にCARTのチャンピオンを奪った。
連れ合いを”もしかして息子さん?と尋ねると、「グレッグだ」と紹介する。さしずめ、”大英帝国の孫”!?だが、そのときの姿勢が見事。売り込むのは自分ではなくて息子、という写真に写る姿勢は父親の鏡だ。
グレッグ・マンセルは、今回、モナコGPのサポートレースとして行なわれたフォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦、フリー走行では、26台中の16番手だった。力強くギュッと握った握手のグレッグの今後に注目!!
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