F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   中嶋一貴(ウイリアムズ)土曜日会見全録

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

中嶋一貴(ウイリアムズ)土曜日会見全録

090523_kazuki-2.jpg

「これまで、クルマがよかったのに逃していたので、ここでのQ3進出、ちょっとホッとしました」

速いクルマをつくってくれたチームに感謝!
—-まずは、モナコで「Q3」に進出という感想を?
中嶋一貴(以下一貴) そうですね、ホッとした部分もありますし、もちろん、よかったと思う部分もありますけど。
クルマが非常に速かったので、それをチームに感謝しなくちゃいけないし。あと、(走りが)どこでどうだったかというのは、これからデータを見て、明日のレースに向けて、もっともっといい”走り”をしていけるように……。

—-ホッとした、というのは?
一貴 うーん……、クルマがある程度”いい”というのはわかっていて、しかし、そうであるのに今シーズン、もう少しのところで”トップ10″を逃していたので、ここモナコで、ようやくそれ(Q3入り)ができた。それはよかったなと思ってます。

—-午前中のプラクティス3では、どんなことを?
一貴 いろいろとセットアップを試して、フィーリング的にはもう少しかなあという感触ではあったんですけど。そうやって午前中テストしたなかで、ある程度結果を見て、木曜日に走ったときのように(セッティングを)だいぶ戻して、予選に臨んだんですけど。

Q2突破の前提で、タイヤは使った!
—-予選のタイヤの使い方ですけど、最初からスーパーソフト(オプション)でしたよね?
一貴 そうですね。タイム的には、なかなか(Q1通過が)タイトなところにいたので、はじめからアタックしていきました。

—-Q1がはじまってからQ3まで、路面はかなり変わっていったんですか?
一貴 Q1からQ2にかけては、路面がよくなっていくという感触があったんですけど、Q3に入ったら――まあぼくが履いてたタイヤ(プライム)のせいもあるんですけど、グリップ感という意味では、もうひとつ……でしたね、はい。

—-木曜日に走った仕様と、今日、予選に出て行った仕様は、かなり違っていた?
一貴 多少、変わってますね。ニコが木曜日にやっていた方向性に近づけていった感じでしょうか。

—-タイヤの使い方を見てますと、Q3に行くことを前提にしての選択という感じでしたが?
一貴 毎回、そうやってますし、今回はたまたま、その(予定の)通りになったということで。

◆プライム・タイヤのグリップは、あまりよくない……
—-Q3になったときには、タイヤはプライムしか残ってなくて?
一貴 そうですね、まあ、ある程度燃料は積んでますし、それ(燃料)がどのくらいかは、もうすぐわかると思いますけど。ただ、プライムについては、もうひとつというフィーリングだったですね。思った以上に、グリップ感がなかった。

—-そのグリップ感は、周回を重ねても変わらず?
一貴 そうですね、何周走っても……。最初ちょっと”いい”時期があるんですが、でも、中間ではよくなくなって、走っていってももうひとつ、という感じですね。

—-対して、オプション(スーパーソフト)の方は?
一貴 予選の3周くらいであれば、問題はないんですけれど、それ以上になると、木曜日の段階では、タイムの落ちが大きかったですね。6〜7周すると、リヤ(のグリップ)がドーンと落ちてしまう感じで。まあ、それが明日、どうなるかですけど。

—-ウイリアムズ車の場合、プライムとオプションのタイム差は?
一貴 うーん、コンマ7〜8(0.7〜0.8秒)、木曜日の段階では、ヘタすれば1秒くらいありましたね。ただ、だからといって、スーパーソフトは(タイヤが)”タレた”途端に、秒単位でタイムが落ちていくんで……。

—-すると、プライム・タイヤがレースでのメイン・タイヤになる?
一貴 そう思いますけどね。でも、これから(チームと)相談しないといけないですが。

—-去年はモナコは雨で、「50回くらい、ヒヤッとした」ということでしたが、今年はドライで?
一貴 ドライはドライなりに、限界で攻めて行くんで、また別のむずかしさがありますね。ドライのレースは、まあ、やってみないとわからないというところです。でも去年の経験があるので、集中力を切らさずに行けるところまで行こうと思ってます。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER