ハウェット、トヨタの撤退を否定
トヨタの撤退を否定するハウェット社長
TMGのジョン・ハウェット社長は、パナソニック・トヨタレーシングがF1から撤退するという憶測を否定。
トヨタは、モナコGPでの不本意なパフォーマンスを披露したことで、F1から引退するという憶測が流れた。また、それを正当化するために、FIAと話し合いを進めている新予算案の議論を利用しているとまで報じられた。
この憶測に対し、ハウェット社長は、「全くのデタラメだ。これらの報道は、現在の緊張感をさらに高めるためだけに、意図的に作られたものだろう。我々は、来年のチャンピオンシップに参戦したいと考えているんだ」とコメント。
※F1参戦チームの年間予算案(バジェット・キャップ)
FIAが2010年から導入しようとしている年間予算案は、基本的に4000万ポンド(59億円)を上限とするもの。予算がそれを上回っても問題はないが、限度内に予算を抑えると、現在は制限されている一部の制限が解除され、レースを
有利に戦えることとなる。このように、2つのレギュレーションがF1に存在することに反対しているスクーデリア・フェラーリ、BMWザウバー・F1・チーム、レッドブル・レーシング、パナソニック・トヨタ・レーシングは撤退も辞さない構え。