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無線の内容が一部規制対象に

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ドライバーの適応能力の高さが問われる?

レース中のピットウォールとドライバーが無線でやり取りする際、ドライバーのパフォーマンスをアシストする会話が来週末のシンガポールGPからすべて禁止になりそうだ。

これは、FIA(国際自動車連盟)のF1レース・ディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングが各チームへ通達したもの。ホワイティングは、テクニカル・レギュレーションが常に尊重されるように、即時にこの規則を実施するつもりだとしている。

もともと、ピットからマシンへデータを伝送することはテクニカル・レギュレーションで禁止されていることもあり、無線でピットとドライバーがマシン、またはドライバーのパフォーマンスについてやり取りすることは、本来であればそのレギュレーションに抵触することになる。

この新しいルールが採用されると、ピットとドライバーは、無線でマシン、またはドライバー自身の(現在の)パフォーマンスをはじめ、ポジション争いしているライバルに対してどのセクターでどれだけ差が出ているか、、コーナーでギヤを何速に入れるべきかといった、ドライビングをアシストするアドバイスやパフォーマンス改善に関するいかなる情報もやり取りができなくなるため、ドライバーはこれまで以上にその腕が試されることになる。

ただし、無線そのものが禁止されるわけではなく、ピットストップの戦略、安全に関するアドバイス、ピットとドライバー間の基本的なやり取りなどは禁止されていない。

Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
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