ハミルトン+メルセデス、大逆転ポール!!
◆ハミルトン、見事なリカバリー!!
2014F1GP第14戦シンガポールGPの予選が、公道のマリナベイ・ストリート・コースで行なわれ、最強メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがシーズン6回目、F1GP通算37回目のポール・ポジョンを決めた。
しかし、ルイス・ハミルトンのポール奪取は簡単ではなかった。雄雌を決する最後のアタックのセクター1でブレーキングをかすかにミスしてタイムロス、万事休すと思わせた後に、素晴らしいリカバリーを見せて、寸前にトップタイムを記録していた同僚でシリーズポイントリーダーのニコ・ロズベルグを押し退けた。
3番手には、故郷オーストラリアから詰めかけた大勢のファンの前でメルセデスに迫ったレッドブルのダニエル・リカルド。先輩で4連続チャンピオンのセバスチャン・フェッテルを4位に後塵を浴びせた。リカルドがフェッテルより前でスタートするのは、14戦中8回目となる。
◆フェラーリ復調!!
今回の注目は、フェラーリが金曜日のフリー走行から順調な仕上げを見せたこと。フェルナンド・アロンソは、3度のフリー走行を、1、2、1番手でこなし、同僚のキミ・ライコネンも上位に甦っていた。
結果的にアロンソ+フェラーリは予選5番手、ライコネン+フェラーリは7番手となったが、トップ6がコンマ3秒の中にひしめく拮抗した予選は、フェラーリとウィリアムズのコンストラクターズ・ポイント争いを含めて、決勝レースの展開の心拍数を高める結果となった。
また、7月末のハンガリーGP以来、久々に週末のすべてのセッションでケータハムのステアリングを握った小林可夢偉は、ライバルのビアンキ+マルーシアに迫るタイムを記録したが、コンマ6秒離されて20番手に甘んじた。
明日の決勝レースは、5.065 kmのマリーナ・ベイ市街地サーキットを61周して行なわれる。
◆F1GP第14戦シンガポールGPトップ10
1. ハミルトン+メルセデス
2. ロズベルグ+メルセデス
3. リカルド+レッドブル
4. フェッテル+レッドブル
5. アロンソ+フェラーリ
6. マッサ+ウィリアムズ
7. ライコネン+フェラーリ
8. ボッタス+ウィリアムズ
9. マグヌッセン+マクラーレン
10. クビアト+トロロッソ
20. 小林可夢偉+ケータハム
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team