マルーシア公式リリース、「現時点で発表できることはない」
最新情報は発表できる状況になり次第、発表される。
マルーシア・F1・チームは5日(日)、現時点ではジュール・ビアンキに関する新たな情報はなく、最新情報がわかり次第、チームのプレスオフィスから発表することを明らかにした。
ビアンキは本日おこなわれた日本GP決勝の終盤、ターン7で42周目にクラッシュしたザウバー・F1・チームのエイドリアン・スーティルのマシンを回収しようとしていたクレーン車に衝突し、病院に搬送された。現在、手術を受けているビアンキは頭部に深刻な外傷を負ってしまい、その後は集中治療室に移される予定になっている。
レースはビアンキのクラッシュにより赤旗が出され、9周を残して終了した。
■リリースのFIA Statement in full(FIAから発表された声明)以下は次の通り。
42周目、エイドリアン・スーティルがマシンのコントロ-ルを失ってスピンを喫し、ターン7のアウトサイドのタイヤ・バリアにヒットした。マーシャルはダブルイエローを振って、このクラッシュを(後続のドライバーに)知らせた。回収車両はガードレールの外の安全な場所にマシン移すために、現地に出動した。その最中に、マシンのコントロ-ルを失ったジュール・ビアンキがランオフエリアを横切り、トラクター(回収車両)の後部にヒットした。
マーシャルがドライバー(ビアンキ)の負傷を報告するとすぐに、メディカル・チームとセーフティ・カーが出動した。その後、救出チームと救急車が現場へと続いた。
ドライバーはマシンから降ろされ、サーキットのメディカル・センターへ搬送されたのち、救急車で三重の総合病院へと搬送された。
CTスキャンにより、彼の頭部には重度の外傷が確認され、現在、手術を受けている。その後、集中治療室へ移されることになっている。
三重の総合病院は、状況がわかり次第、最新の情報を発表する。
【翻訳:STINGER】
通常であればレース後はドライバーのコメントが掲載されたリリースが各チームから発表されるが、マルーシアは今回このリリースのみを発表し、通常のドライバー・コメントが掲載されているリリースは当然ながら発行していない。