ザウバー、ドライバーのコメント掲載を控える
ザウバー・F1・チームは8日(水)、いつも通りにロシアGPのプレビューを発表したが、今回は先週末の日本GPでジュール・ビアンキの事故があったことを受け、ドライバーらのコメントを掲載しない、いつもよりもシンプルな形にして発表した。
掲載を控えた件についてリリースには、「ザウバー・F1・チームは、今回のレースに関して、負傷したジュール・ビアンキの事故を受け、通常のプレビュー(トラックの特性や、レースに対するドライバーやトラック・エンジニアのコメント等)を掲載いたしません」と書かれている。
ビアンキは5日(日)におこなわれた日本GP決勝の終盤42周目に、ターン7でクラッシュしたザウバーのエイドリアン・スーティルのマシンを回収しようとしていたクレーン車に衝突、7日(水)にチームから”びまん性軸索損傷”と呼ばれる、頭部に怪我を負ってから6時間以上意識不明が続く状態であることが発表された。
スーティルはドライバーのなかで唯一、現場でその光景を目の当たりにしていた。
リリースではコメントは発表しない形をとったが、スーティルは9日(木)におこなわれる、木曜恒例のFIA(国際自動車連盟)公式記者会見の出席メンバーのリストに名前が掲載され、チームのプレビューにも公式記者会見に出席すること書かれている。
また、このプレビューでは、ロシア出身のテスト・ドライバー、セルゲイ・シロトキン(19歳)がエステバン・グティエレスに代わり、初めてフリー走行1を走行することも書かれている。