マルーシア、代役にロッシを起用へ
まだ正式には発表されていないものの、レースデビューに備えるロッシ。
先週末の日本GP決勝で負傷したマルーシア・F1・チームのジュール・ビアンキの代わりのドライバーは、リザーブ・ドライバーのアレクサンダー・ロッシになりそうだ。
まだチームから正式には発表されていないものの、チームはマックス・チルトンと一緒にロッシをロシアGPを走るドライバーとして登録し、エントリー・リストにはロッシの名前が掲載されている。
ビアンキは5日(日)におこなわれた日本GP決勝の終盤、ターン7で42周目にクラッシュしたザウバー・F1・チームのエイドリアン・スーティルのマシンを回収しようとしていたクレーン車に衝突、頭部に深刻な外傷を負ったビアンキは手術を受け、7日(水)にチームからびまん性軸索損傷と呼ばれる、頭部に怪我を負ってから6時間以上意識不明が続く状態であることが発表された。チームによると、7日の時点では危険な状態ではあるものの、安定した状態であることが明らかになっている。
今年、カナダとスパ-フランコルシャンでフリー走行1を走行したロッシは、レギュラー・ドライバーのマックス・チルトンがチームとの契約上の問題でベルギーGPに出場できなくなり、急遽代役として出場することが発表されたが、その翌日にチルトンの復帰が決まったため、今回の出場が決まれば、初めてF1のレースに参戦することになる。
Photo by Marussia F1 Team