ケータハム代表、「可夢偉のコメントは理解できない」
ケータハムの意図とは?
ケータハム・F1・チームは15日(水)、チーム代表のマンフレディ・ラヴェットのQ&Aを掲載したリリースを発表し、その中で、先週末のロシアGPで小林可夢偉のリタイアについて触れ、可夢偉のレース後のコメントにいついて「彼のコメントは理解できない」と反論した。
可夢偉のコメントは、チームがレース後に発表するレースに対するコメントを掲載したリリースにあるもので、その中でチームから突然リタイアするように指示された可夢偉は、「いつも通りのピットストップだと思ったら、リタイアしないといけないって言われました。ちょっと驚きましたし、まず、何で停まらないといけなかったのかがわからないです。チームはテレメトリーを分析して、今はハッキリしました。ブレーキがあまりにオーバーヒートしてたんです。」とコメントしていた。
これに対して、ラヴェット代表は次のように回答した。
Q.ソチでの可夢偉のリタイアの理由をハッキリさせる必要があると思います。
マンフレディ・ラヴェット代表:実は、チームのマネジメントから出た走行距離をセーブするという指示に対して可夢偉からコメントがあったことに非常に驚いている。われわれは、テレメトリーからブレーキに潜在的な問題を確認したため、すべてのリスクを避けることにした。可夢偉もこれを認めており、彼は振動を感じていたので、予選前にセッティングを変えるようにわれわれに申し出たことも付け加えたい。ハッキリしていることは、われわれは、可夢偉にリタイアを命じた。それはわれわれのドライバーの安全が一番重要なことであるからだ。可夢偉のコメントに関して、私が言えることは・・・私は事実をもとに答えている。それで、チームはイギリスGPから連続して改善を続けており、この2戦は非常に上手く予選をこなし、Q2にもかなり近づけた。それに鈴鹿では、可夢偉の大きくダメージを受けたマシンを問題なく次のセッションに間に合うように修理した。そういうわけで、彼のコメントは理解できない。
また、今シーズン残りの3戦については、「われわれは残りの3戦を楽しみにしている。闘い続け、改善を続けて、いい意味でのサプライズを見せることができるだろう。楽しみにしていて欲しい」とコメントした。
Photo by Caterham F1 Team / LAT Photographic