ケータハム、改めてチームの所有者がフェルナンデスであることを主張
両者の主張に食い違い。
トニー・フェルナンデスの反論に対して、ケータハム・F1・チームは23日(木)、改めてフェルナンデスら前オーナーが、現在もチームの所有権を有していることを主張するリリースを発表した。
チームは昨日、現オーナーのエンガヴェストSAはトニー・フェルナンデスら前チームオーナーから株式を譲り受けていないため、現在も実質的にチームの所有権を持つのはフェルナンデスら前チームオーナーであることを発表した。
これに対してフェルナンデスは、自身のツイッター・アカウントで、「何かを買うときにはその対価を支払わなければならない。単純なことだ」と、支払いがなされていないことを示唆するコメントを投稿し、イギリスのBBCスポーツに対しては、チームが出した声明を、”garbage”(くだらない)とコメントしていた。
チームが23日に新たに発表したリリースでは、フェルナンデスがチームの活動の全責任を負う義務があることを主張しているものの、新しい情報はなく、昨日発表されたリリースを簡潔にまとめた内容となっている。
23日に発表されたリリースの内容は次のとおり。
「エンガヴェストSA(チームの現オーナー)は2014年の6月29日、トニー・フェルナンデスとケータハム・グループのあいだに、1マレーシア・レーシング(チームの母体)/ケータハム・F1・チームの売買契約を結んだ」。
「エンガヴェストSAは契約を結ぶに当たり、株式取得のための支払いを含め、すべての前提条件を満たしている」。
「(しかし、)株式は移動されず、したがってフェルナンデス氏は現在もケータハム・F1を所有していることになり、(チームの)すべての活動に対して全面的な責任がある」。
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Photo by Caterham F1 Team