治療中のビアンキ、母国フランスへ帰国
無事に母国のフランスに到着し、集中治療室で治療を続けるビアンキ。
10月5日(日)におこなわれた日本GPでクラッシュし、三重県立総合医療センターに入院していたジュール・ビアンキが母国のフランスへ帰国したことがビアンキの家族から19日(水)に発表された。
ビアンキは現在も意識不明で危険な状態が続いているものの、現在は自力で呼吸をし、バイタルサイン(血圧、心拍数、呼吸などの状態)が良好な状態であったため、母国のフランスへ帰国できる状態だと判断された。18日には三重県立総合医療センターを出て、現在はフランス-ニースにあるニース中央大学病院に到着し、集中治療室で治療を続けている。
■ビアンキの事故について
ビアンキは10月5日(日)におこなわれた日本GP決勝の終盤、ターン7で42周目にクラッシュしたザウバー・F1・チームのエイドリアン・スーティルのマシンを回収しようとしていたクレーン車に衝突し、病院に搬送された。病院で手術を受けたビアンキは、頭部に深刻な外傷を負ったことにより、びまん性軸索損傷と呼ばれる脳にダメージを受けた状態となり、現在も意識不明で危険な状態ではあるものの、安定した状態が続いている。11月18日(火)には帰国できるまで容体が回復し、現在はフランスにあるニース中央大学病院の集中治療室で治療を続けている
Photo by Marussia F1 Team