ハミルトン完璧な勝利で涙のチャンピオン!!
2014F1GP第19戦(最終戦)が、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行なわれ、ルイス・ハミルトンが優勝で、2008年に続く二度目のワールドチャンピオンを決めた。
ハミルトンは、予選2番手のグリッドから、”これまでで最もうまく行った”スタートダッシュでトップに躍り出ると、タイトルを争うニコ・ロズベルグを引き離してレースをコントロール。残り10周で、スーパーソフトを最後に投入する奇襲作戦で追い上げてきたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)を振り切って、トップでチェッカーを受けた。
ゴールしたハミルトンに、チーム無線を通じて、ピットの英ヘンリー王子から、祝福の言葉が届いた。ハミルトンは、オフィシャルから受け取ったユニオンジャックを降ってコースを1周、目頭を押えながら表彰台に上がった。
ロズベルグは、途中でパワーユニットのトラブルに見舞われ、残り数周のところでチームから”問題が多すぎる。ピットに戻るように”との指示が出たが、”最後まで走らせてほしい”と懇願、チームが受け入れてチェッカードフ・ラッグを受けたが、順位は14番手に終わった。
4度のワールドチャンピオンを含む6年間所属したレッドブルに別れを告げたセバスチャン・フェッテルは、フロントウィングの違反でピットからスタートして8位。5年間を過ごしたフェラーリ最後のレースとなったフェルナンド・アロンソは、9番手で55周を完走した。
シーズンの総決算のこのレースを、ノートラブルでレースまでこぎ着けた小林可夢偉+ケータハムは、終盤まで、チームとしては上々のペースで周回を続けたが、最後は、ブレーキングでバランスが乱れるトラブルでピットガレージに呼ばれてレースを終えた。
このレースで2014年シーズンは終了。今週の火曜日から同じ舞台を使ってテストが行なわれ、新たな2015年シーズンに備えることになっている。
アブダビGPトップ10
1. ハミルトン+メルセデス
2. マッサ+ウィリアムズ
3. ボッタス+ウィリアムズ
4. リカルド+レッドブル
5. バトン+マクラーレン
6. フルケンベルグ+フォースインディア
7. ペレス+フォースインディア
8. フェッテル+レッドブル
9. フェルナンド・アロンソ
10. ライコネン+フェラーリ
※リタイア
小林可夢偉+ケータハム
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team