ウェバー、「すでに来年が楽しみ」
怪我の痛みは残るものの、すでに来年を楽しみにしているウェバー。
先月30日(日)にブラジル-サンパウロでおこなわれたWEC(世界耐久選手権)最終戦のサンパウロ6時間レースでクラッシュし、病院に搬送されたマーク・ウェバーは1日(月)、事故の記憶がなく、まだ事故の痛みは残るものの、すでに来年を楽しみにできる状態であることを自身の公式ホームページで報告した。
先月のF1ブラジルGPの舞台にもなったインテルラゴス・サーキットで30日におこなわた6時間レースに、ポルシェ・チームからポルシェ919ハイブリッド(LMP1クラス)で参戦したウェバーは、レースが残り30分を切ったあたりの最終コーナーでフェラーリのマシンと接触し、タイヤバリアに激しく激突してしまった。
ストレッチャーで運ばれながらも手を挙げて無事をアピールしたウェバーだったが、精密検査のためにサンパウロの病院に搬送され、病院で一晩過ごすことになった。
2003年のジャガー・レーシング(現インフィニティ・レッドブル・レーシング)時代にもインテルラゴスのまったく同じ場所で単独スピンでクラッシュを喫していたウェバーは、事故と現在の状況について、次のように語った。
「今朝(1日)はかなり痛んだし、打撲もあった。それから、かなりの頭痛がしててね」。
「当時の記憶も、どうやって事故が起こったのかも覚えてないんだ。チームはもっと状況を把握するために、詳細をチェックしてくれてるよ」。
「トラックとこの病院の医療チームはすばらしい仕事をしてくれたよ。しっかりケアしてくれた彼らに感謝したいね。ポジティブなことと言えば、(ポルシェの)カーナンバー14のみんなが勝ってくれたことで、シーズンの締めくくり方としてはファンタスティックだ。僕は、すでにまた来年走ることを楽しみにしてる」。
ウェバーはまだ病院でケアを受けているものの、今週末にはイギリスに帰国する予定となっている。
Photo by WEC / Richard Washbrooke – AdrenalMedia.com