フェラーリ、フェッテルの走行動画を公開
憧れのフェラーリ初走行の様子。
スクーデリア・フェラーリは1日(月)、来年からドライバーを務めるセバスチャン・フェッテルが29日(土)にチームの2012型マシン「F2012」をドライブしたときの模様を収めた動画を公開した。
使用したヘルメットはインフィニティ・レッドブル・レーシング時代と同じ、日本のアライ製だが、今回のテストのために用意した真っ白いヘルメットには、テスト当日の日付と、イタリア語で”il mio primo giorno in Ferrari”(フェラーリでの最初の一日)と書かれている。
憧れのフェラーリとの初日を体験したフェッテルは、次のようにコメントした。
「ここに来てみて、ファンタスティックな一日だったよ。ずっと昔の子供のころ、マラネロに来てフェンス越しに走行を見ようとしてたのを覚えてるし、ここで公式にフェラーリの一員になれてファンタスティックな気分だよ。マシンを走らせて、チームのみんなと親交を深められたのはユニークな経験だったね。みんな赤を着てるし、すべてが真っ赤。(これまで青だった)僕にとっては違うカラーだ。特別なことだし、来年からのチャレンジがすごく楽しみだよ」。
「すでに冬だからもう寒いけど、数周走ってみてすばらしい気分だったし、マシンに乗ってるときはずっとエンジョイできたよ。さっきも話したけど、11歳か12歳のときにフェンスを越えてマイケル(ミハエル・シューマッハ)がトラックを走るところを見ようとしてたわけだからね。今日は僕がティフォシ(イタリアの熱狂的ファン)に見守られながらトラックを走った。赤いマシンを走らせるとどんな気分がするんだろうとか、それからフェラーリにはおとぎ話がいっぱいあるよね。今日は走ってみて、そのおとぎ話を確認できたよ。それがただの話じゃなくて本物のレジェンドとして実在してるし、その一員になれたのはすごく特別な気分だよ。マシンに乗ってるところをみんなが壁を登って見てくれてる光景を目の当たりにできたことは魔法みたいだし、今日のことはずっと忘れないだろうね」。