フェッテル、レッドブルに別れ
チームから1/2サイズの”ブル”の置物とともにタイトルを勝ち取ったマシンをプレゼントされたフェッテル。
来年からスクーデリア・フェラーリのドライバーを務めるセバスチャン・フェッテルは2日(火)、ともに4年連続でタイトルを勝ち取ったインフィニティ・レッドブル・レーシングに別れの挨拶をするために、イギリス-ミルトンキーンズにあるチームのファクトリーを訪問した。
チームを離れるフェッテルに、チーム代表のクリスチャン・ホーナーとチーフ・テクニカル・オフィサーのエイドリアン・ニューウェイからいくつかプレゼントが贈られた。プレゼントの一つは、台座にフェッテルが制した4つのタイトルのマークが刻まれた1/2サイズの”ブル(雄牛)”の置物で、もう一つはフェッテルとチームがタイトルを獲得したマシンの内の1台だった。ただし、マシンはすぐには贈られず、しばらくしてから贈られることになっている。その理由についてホーナー代表は、「あれをマラネロ(フェラーリのファクトリー)に置かれては困るから」とジョークで理由を説明した。
チームのファクトリーでの最後の一日を楽しんだフェッテルは、集まったチームのスタッフたちに向けて感謝の言葉を贈った。
「この6年間はすばらしかったよ。僕らが成し遂げてきたこと、僕らが夢中になって取り組んできたこと。ものすごいパッション、ものすごい献身的な姿勢。それは僕の心にずっと残るものだよ。みんな、本当に、本当にありがとう。僕らは最高のチームだから、最高のマシンを手にできたんだ。本当にありがとう。僕の気持ちを十分言い表すことができないよ」。
「ここにはうれしい思い出がたくさん詰まってる。すばらしい旅だったし、みんなが僕のためにしてきてくれたことに深く感謝してる」。
Photo by Infiniti Red Bull Racing / Getty Images