グティエレス、フェラーリのテスト/サード・ドライバーに決定!!
フェラーリは、12月15日に、世界各国のメディアに対してリリースを届け、2013年と2014年シーズンにザウバー・F1・チームでフェラーリ・エンジンを積んだマシンをドライブしたメキシコ人のエスティバン・グティエレスが、フェラーリの一員になることを発表した。
グティエレスは、4回のワールドチャンピオンであるセバスチャン・フェッテルと、こちらもワールドチャンピオン経験者であるキミ・ライコネンがコンビを組む2015年のスクーデリア・フェラーリのテスト/リザーブ・ドライバーを務める。
スクーデリア・フェラーリの会長であり、チーム代表となったマウリチィオ・アリバベーネは、「若いけれども、豊富なF1経験を持つエステバンにこの機会を提供することができたことを喜んでいる。彼がシミュレーターでチームの開発作業への重要な貢献をすると、確信している」と期待のコメントを寄せた。
フェラーリで活躍したメキシコ人として、弱冠19歳で1961年イタリアGPにデビューし、予選2位を奪ったリカルド・ロドリゲスと、1964年のメキシコGPと1965年のアメリカ/メキシコGPに参戦したペドロ・ロドリゲスという名ドライバー兄弟の流れを汲むメキシコ期待の星として、フェラーリ・ファンを多数持つメキシコは、グティエレスのフェラーリ加入を歓迎しているに違いない。
グティエレスは、「特別な歴史をもつフェラーリ・ファミリーの一員になることは、名誉です」と、コメントし、以下のように続けた。
「将来に備えて、スクーデリア・フェラーリの業績に役立つよう、できる限りのことをするつもりです。フェラーリがボクを信頼して契約してくれたことに感謝します。さらに成長して、トップランナーとなるための機会を与えられたことを胸に、すべての情熱をかけてチームに貢献できる新しい冒険の始まりを楽しみにしています」。
Photo by Ferrari S.p.A