F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

「メルボルンに戻ることにすごくワクワクしてるよ。2014年は浮き沈みがあったけど、2015年のチャレンジは僕のキャリアにとってまったく新しい章になるし、のぞむところだよ。僕はメルボルンが好きだし、街はファンタスティックだし、地元の人たちも素晴らしいし、雰囲気はいつもにぎやかなんだ。アルバート･パークは開幕戦にぴったりの場所だよ」。

「僕らは街もサーキットもよく知ってるし、未知数なのは、僕らがMP4-30でどこまでやれるかってことだね。マクラーレン･ホンダは冬のあいだ、信じられないくらいのハードワークをこなしてきたし、もちろんヘレスとバルセロナではもっと周回数を稼ぎたかったけど、初日と最後の日ではマシンの感触の違いを間違いなく感じたよ。チームの開発と改善に向けた力の入れ方は、ウォーキング（マクラーレンのファクトリー）と日本（ホンダのファクトリー）の両方とも驚くほどだし、テストでトリッキーな日が続いてたにしても、僕らは明確に改善してるところを確認できてるよ。マシンは堅実なベースを築いてて、おかげで僕は楽観的に構えていられるし、僕らにとにかく必要なのは忍耐だね」。

「オーストラリアは毎回、魅力的なショーになるよ。ライバルたちと比較した勢力図はまだ誰にもわからないし、ほかのチームがターボ時代2年目（マクラーレン･ホンダは今年が1年目）を迎えたにしても、裏では去年から大きく改善してきてるわけだし、まだ誰も手の内を明かしてはいないだろうね。アルバート･パークは僕らにとってすごく勉強になるだろうけど、エンジニアたちと一緒に全力でマシンのセットアップに取り組んでいくし、週末を最大限に活かして、最後の最後まで闘っていくよ」。