予選後会見:ハミルトンの独り舞台?!
予選後のTOP3インタビュー、0.04秒差の2位にフラストレーションを感じるニコと、淡々と会見に応じるルイスが対照的。
思っていた以上の差をつけらたセバスチャンの明日のレースは、確実なポディウム狙いに作戦を変更した?
<PRESS CONFERENCE>
—-ルイス、いつもあなたにとってこのサーキットはいい結果になるけど、ここはあなたに合ってると思いますか?
ルイス・ハミルトン(以下、ルイス):みんな僕にそのことを聞くけど、本当のところはわからない。僕の横断幕を見たことないし、特別なサポートを得てるわけでもないから、わからない。
でも、僕はこのサーキットが好きだよ。他のサーキットよりも少しだけ僕のドライビング・スタイルに合っているのかもしれない。
本当に楽しんでドライブしてるからね。タフなサーキットだし、素晴らしいコーナーのコンビネーションもある。レースは素晴らしくチャレンジングだよ。
—-ニコ、今日は0.04秒差でした。ここでは成功しています。今日を振り返ってどうでしたか?
ニコ・ロズベルグ(以下、ニコ):ここだけが特別な場所じゃないよ。0.04秒差はとても腹立たしいね、本当にわずかな差だからね。100%パーフェクトなラップじゃなかったし、0.04秒差は瞬きするくらいのものだよ、わかる? すごく、がっかり!
—-セバスチャン、メルセデスは明日のレースのためにタイヤをセーブしました。明らかに彼らはマレーシアで起きたことを懸念していますね。明日のレース、どうやって勝ちますか?
セバスチャン・フェッテル(以下、セバスチャン):僕もそう思うよ、どうなるか見てみようよ。今日の予選はともてタフで接近したものになると思っていたんだ。
Q1そして特にQ2では希望が持てた。Q3では、プラクティスでは小さな差と思ってたけど、すごく大きなギャップになったね。僕たちにとって、メルセデスの後ろにつけられたのは本当に嬉しい。本当に、ギャップを縮めたい。明日は少し近づけるだろうね。
でも、今はハッピーだよ。少し残念なのは2列目に2人で並べなかったことだね。キミ(・ライコネン)はウォームアップ・ラップで少しアンラッキーだったみたい。
明日のレース、僕たちは良いペースをもってるからね。僕たちが何ができるか、見てみよう。
<QUESTIONS FROM THE FLOOR>
—-ルイス、あなたはローレンス世界スポーツ賞にノミネートされ、水曜日(4/15)には授賞式があります。レースのすぐ後ですが、このことに関してコメントはありますか? また、特に中国のファンにはどうでしょう?
ルイス:とても誇りに感じてる。ノミネートされたことは光栄だよね。とても素晴らしい! 確か何年も前に1回ノミネートされてるけど、そうそうあることじゃないし。
とても権威のあるイベントだし、僕は多くの偉大なアスリートを見てきた。僕たちが受賞できるかどうかに関わらず、その中にいられることにとても感謝してるよ。
ここのファンは素晴らしいよね。毎年ここに来ると、想像できないくらい多くなってるよ。とてもたくさんの人とフラッグを見ることができる。ほとんどホームグランプリのようだね。僕は本当に感謝してるんだ。
—-セバスチャン、Q1はハードタイヤでパスできたと思いますが、タイヤの選択について聞かせてください。
セバスチャン:そうは思わないよ。(ハードタイヤで)いけたかもしれないけど、すごく接戦だったからね。もし、ダメだったら明日のレースは16位か17位からスタートだよ。これが僕らの決断の理由だし、正しい選択だったと思うよ。
みんな(柔らかい方の)オプションタイヤを着けていたからね。メルセデスの2人についてはわからないよ。彼らはとても速いからね。僕たちは明日のためにタイヤを残そうとしたんだ。レースでは、もっと近づけることを願っているよ。
【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team