なぜハミルトンはピットインしたのか?!
表彰式では握手を交わした二人。ハミルトンに笑顔は無い。
モナコGPの展開を巡って、議論が白熱しそうだ。
終盤、スーパーソフトタイヤを得てペースを上げたフェルスタッペン+トロロッソが、グロジャン+ロータスをパスしようとして1コーナー手前で接触、セーフティ・カーが出された。
ここで、メルセデスが不可思議な”ピットイン”の指示を、トップを走っていたルイス・ハミルトンに送り、ハミルトンはそれに従った。2位ニコ・ロズベルグとの差は25秒以上あり、”余裕”はあったはずだった。
しかし、”念のためのタイヤ交換”を終えてピットを出ようとしたハミルトンだったが、ナッセ+ザウバーがタイミング悪くピットインしてきたために足止めされることになり、ピットを出たところで、ロズベルグとフェッテル+フェラーリに先を越された。
ハミルトンの2015年モナコGPはそこで終わった。
なぜ、メルセデスがハミルトンをピットインさせたのか。25秒以上の差があったとは言え、ハミルトンから”タイヤがもたない”とレポートがあったわけでもない。念のため、という考え方もあるかに見えるが、その考え方ではモーターレーシングは勝ち抜けず、F1トップチームが他に理由なくその考え方をするとは到底思えない。
なぜメルセデスがピットインさせたのか、さまざまな議論が渦巻きそうだ。
[STINGER]では、後日公開予定のホットラインでこのテーマに迫る予定。
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team