ライコネン+フェラーリのペナルティでメルセデスのタイトル決定!!
ロシアGPの最終ラップで起きたアクシデントに対して、ライコネン+フェラーリがペナルティを受け、メルセデスAMGの2015コンストラクターズ・タイトルが決まった。
ロシアGP決勝のチェッカードフラッグが用意された最後の周に、ボッタス+ウィリアムズに続いてペレス+フォースインディア をオーバーテイクしたライコネン+フェラーリは、さらに3位のボッタスを仕留めようと、右コーナーでボッタスの内側に強引に鼻先をねじ込んだ。
しかし、ボッタスは「ボクが前にいたんだ。あれはレーシングインシデントじゃない」とキッパリ。ライコネンのフェラーリの左フロントタイヤがボッタスのウィリアムズの左後輪をはね飛ばす格好になり、ボッタスはたまらずスピン、バリアにクラッシュして表彰台を失った。
ライコネンもフロントサスペンションを傷めて、アンダーボディを激しく路面に擦りつけて火花を飛ばしながら、一端抜いたペレスとマッサに抜かれ、なんとか5位でゴールしたが、この行為に対してレース後に審議され、ライコネン+フェラーリに30秒のペナルティが加えられることとなった。
これでライコネンは、5位から8位に降格したが、この結果、フェラーリのコンスとラクターズポイントは、セバスチャン・フェッテルの2位=18点とライコネンの3点を加えても358に留まり、残り4戦すべてでフェラーリが1-2フィニッシュしても、今回の25点を加えたメルセデスに追いつかないことになり、メルセデスの2015コンストラクターズタイトルが決定した。
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team / DAIMLER