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ロズベルグ、完全勝利!!–2016F1GP第14戦イタリアGP決勝

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21戦中14戦目の高速バトルが期待されたイタリアGPは珍しい”事件”のないレースだった。事件と言えば、ポールポジョンのハミルトン+メルセデスがスタートを失敗して5番手に下がったことだけと言えた。

見せ場は、終盤、リカルド+レッドブルが1コーナーで素晴らしく鋭いブレーキングでボッタス+ウィリアムズの虚を衝いて5位を奪ったことだけと言える”平穏”なレースだった。

しかし、それでもモンツァはモンツァ。前戦のベルギーに続いて、伝統の高速コースで未勝利だったニコ・ロズベルグは、喜びをあらわにして、ゴールしてコクピットを降りるとピットクルーの列にダイブ、表彰台でもイタリア語で挨拶する上機嫌がモンツァの特別感を証明した。

ハミルトン+メルセデスのスタートのミスでロズベルグ+メルセデスは易々とトップに立ち、悠々とトップを快走した。今シーズン7回目のこの勝利でニコ・ロズベルグは、ポイントを248点とし、ハミルトンに2点差に迫った。

3位にフェッテル+フェラーリが食い込み、フェラーリのお膝元モンツァの表彰台の下には、例年にまして興奮が破裂した観客が押し寄せた。

マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトン12位、フェルナンド・アロンソ14位と入賞はならなかった。しかし、アロンソは一時9番手を走り、バトンは終盤、セクター2で全体ベストを連発して存在をアピールした。

2016F1GPは、このモンツァでヨーロッパ・ラウンドに別れを告げ、2週間のシンガポールGPからヨーロッパを離れたアウェイの戦いに移り、残り7戦で雌雄を決する。

◆2016F1GP第14戦イタリアGP結果
 1. ロズベルグ+メルセデス
 2. ハミルトン+メルセデス
 3. フェッテル+フェラーリ
 4. ライコネン+フェラーリ
 5. リカルド+レッドブル
 6. ボッタス+ウィリアムズ
 7. フェルスタッペン+レッドブル
 8. ペレス+フォースインディア 
 9. マッサ+ウィリアムズ
10. フルケンベルグ+フォースインディア
11. グロジャン+ハース
12. バトン+マクラーレン・ホンダ
13. グティエレス+ハース
14. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
15. サインツ+トロロッソ
16. エリクソン+ザウバー
17. マグヌッセン+ルノー
18. オコン+マノー
※以下、リタイア
 クビアト+トロロッソ
 ウェーレイン+マノー
 パーマー+ルノー
 ナッセ+ザウバー


Photo by Ferrari S.p.A
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