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今が一番脂がのってる時期? — マレーシアGP木曜記者会見

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ロズベルグもトラックも、一番脂がのってるのは今?

木曜日恒例のドライバー記者会見。今回は次の6名が参加。

ジェンソン・バトン(マクラーレン)
ニコ・フルケンベルグ(F.インディア)
ダニール・クビアト(トロロッソ)
フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
エステバン・オコン(マノー)
ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
※コメントを抜粋して掲載しています。

バトンとマッサはこれまでのキャリア、ロズベルグは今シーズンのパフォーマンスについてそれぞれ触れ、全員が新しい路面について語った。

Q.ジェンソン、あなたからお願いします。あなたにとって300戦目のグランプリです。それを達成したのはまだ3人だけ、とても大きな記録です。あなたにとって、F1での歴史はあなたにとってどんな意味がありますか?

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ジェンソン・バトン(以下、バトン):すごく長〜い答えを言うのにふさわしい質問だけど、ここですべて答えるつもりはないけどね(笑)。僕にとってはとんでもなく長い道のりだったよ。ルーベンス(・バリチェロ/元チームメイト)が300戦を達成したときのことを覚えてるよ。300戦を達成したなんて信じられないことだったよ。僕はその時、「そんなに長くレースに参戦するなんて無理」って思ってたよ。2000年に(キャリアを)スタートしたときにのことを覚えてる。身の上話をするつもりはないけど、2000年にスタートしたとき、父さんと話したことを覚えてて、彼はこう言ってた。「どのくらいレースを続けるつもりだ?」ってね。それで、僕はこう答えた。「30歳になるころには辞めるだろうね」ってね。パフォーマンスを発揮し続けない限り、そう長くは続けられない。だから、300戦は大きな道のりだったよ。どのキャリアにもあるように浮き沈みもたくさんあったけど、大事なことは、そういう悪かった時期を乗り越えて可能な限り楽しい時期を楽しむことだよ。(キャリアは)どれだけ続くかわからないんだからね。その点、すごくエキサイティングなキャリアで300戦だったよ。

Q.フェリペ、あなたはモンツァで今シーズン限りで引退することを発表しました。(最終戦の)アブダビは250戦目になります。ここからシーズンの終わりまで、レースへの取り組み方は少し変化しそうですか? すべてのグランプリを最大限に楽しむために、これから経験することすべてをエンジョイするつもりでしょうか?

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フェリペ・マッサ(以下、マッサ):そう、間違いないよ! 今やってることを、とにかく可能な限り楽しむよ。これまでずっとそうしてきたようにね。ある意味今はプレッシャーをあまり感じなくなったと言えるかも。ただ、F.インディアとの戦いに関してはプレッシャーをたくさん感じてる。(コンストラクターズ・)チャンピオンシップで4位に着いて、すべてのレース、すべての瞬間をエンジョイして、いいカタチでフィニッシュできるようにとにかく全力を尽くしたいね。今も僕の決断には満足してるし、きっと第2のステップを踏むために、これからの人生でできることはたくさんあるだろうね。ジェンソンが言っていたように本当に長いキャリアだったよ。僕らがまだかなり若いにしてもね。まだ若い段階で辞める。彼はまだ36歳だし、僕は35なのに引退だからね! だからのこりの人生でやれることはたくさんあるよ。僕はその準備ができてるし、満足してる。それにまだホームでの時間があるからね。これからたくさんのことが待ってるし、違う国、違う場所でのすべてのレース、すべての瞬間楽しむよ。このスポーツに関係するすべての人たち、ファンからのすべてのサポートを目の当たりにできるのは素晴らしいね。

Q.ニコ、メルセデスは今週末で3年連続のコンストラクターズ・タイトルを決める可能性があります。チームの観点からすると、今シーズンとその前の2シーズンを比較するとどうでしょうか? 今年、あなたの特筆すべき点は何でしょうか?

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ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):今年も信じられないようなシーズンだったよ。毎回もう同じことはできないだろうなって思ってるけど、まだ何とかそれを続けてやってのけてこれってる。今シーズンも同じで、シーズンのかなり早い段階でコンストラクターズ・タイトルをつかみ取るチャンスがあるし、それは素晴らしいことだよ。みんな信じられないくらいの仕事をしてきてくれたからね。すごく印象的だよ。

Q.メルセデスにとって、シンガポールでのあなたの予選ラップはチームと仕事をしてきたなかで最高のドライブだったと感じていることは公然の秘密です。それに、トト・ウォルフ(メルセデス-ベンツ・モータースポーツ/代表)は、あれはもっとも完成されたもの(パフォーマンス)だったとコメントしています。あなたが一貫して強いドライバーであるために、シンガポールの週末から得られることは何でしょうか?
ロズベルグ:シンガポールの週末から何かを得る必要はないよ。素晴らしい結果だったし、すべてが素晴らしい週末で、それにはすごく満足してるけど、今はもう過ぎたことだからね。今はこのセパンにいるし、そっちを考えたい。もちろんここでも勝てる大きなチャンスはあると思ってる。とにかくトライして行くだけだよ。

Q.みなさんにお聞きします。新しターマック(路面)は、あなたのドライビングにどう影響するでしょうか? まずはジェンソンからお願いします。もうトラックを歩いてみましたか?

バトン:いや、だけど、写真はいろいろ見てるよ。色が濃いのが一番の違いかな。(路面)温度に関しては、いずれにしてもここは高くなることを見てきてるから温度が高くなるのは確かだし、それがタイヤを機能させることに大きく影響する。見た感じ、すごくスムーズだね。とにかく走ってみて、今日のフリー走行(GP2とGP3)の状況を見てみるよ。それでもっとしっかり理解できるから。それからオフ・キャンバー(逆バンク)になってる最終コーナーはだいぶ違ってる。ただ、ソチの(路面からオイルが染み出す)状況に似てるかどうかはわからない。でも似てるように見えるね。ビチューメン(固体状の石油やアスファルトのことで、舗装されたばかりだとオイルが染み出してくる)、アスファルトっていうのはそういうものだから。だから完全に違うサーキットになってると思うけど、明日になるまでわからないよ。たぶん、GP2とGP3を見ればもう少し状況がわかるかな。

ロズベルグ:大きなチャレンジになりそうだね。だいぶ変わったし、新しいアスファルトに慣れないといけないから。(走ってみないと)まだどうなるかわからないね。

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エステバン・オコン:トラックを歩いてみたけど、僕にとっては今回初めて走るトラックだからね。これ
までがどうだったのか知らずにここに来てるから。

ニコ・フルケンベルグ:どうだろう。誰にとっても同じだろうけど、全体的にスムーズなターマックだよ。それに関して、僕らは最近かなり上手くやってきたし、きっと今回ここでもそうできるハズだよ。

ダニール・クビアト:ジェンソンのコメントのコピー&ペーストになるだろうね。(バトンのコメントが)完璧だったから。あれ以外にはないよ。

【翻訳:STINGER】
Photos by Force India F1 Team
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