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メルセデス、今月のタイヤ・テストを完了

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ロズベルグから引き継いだテスト常連のウェーレイン。

メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームは13日(木)、今月のピレリとの2017年型タイヤ・テストを完了した。

スペイン-カタルーニャ・サーキットで再開した今週のテストはスリック(ドライ・タイヤ)のみに焦点が当てられる予定だったが、夜通し降り続けた雨により、最終日はインターミディエイト(ドライとレインの中間のタイヤ)のテストに内容を切り替え、これまで通りマノー・レーシングのレギュラー・ドライバーでメルセデスのリザーブ・ドライバーも務めるパスカル・ウェーレインがニコ・ロズベルグから引き継いで担当した。

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初日に引き続き、2017年のダウンフォース・レベルをシミュレートしたチームの2015年型マシン、「F1 W06」に新型タイヤを履かせてテストがおこなわれ、最終日は昨夜から降り続けた雨により、ウェット・コンディションの路面は初日の17℃よりも低い15℃からスタートした。
午後はふたたび降った雨により早めにセッションを切り上がることになり、ウェーレインはトータル30周をこなしてメルセデスのテストは完了した。

メルセデスの今月のテストはこれで完了したが、次回は11月29日(火)からの3日間、アブダビでおこなわれるスクーデリア・フェラーリ、レッドブル・レーシングとともに合同テストに参加し、作業を再開する。

今週は14日(金)〜16日(日)にレッドブルもアブダビでスリック・タイヤをテストする。

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■2017年型タイヤのテストについて

このテストは、レギュレーションの変更で来年から大型化するタイヤをシーズン開始前に十分なデータ収集と開発を可能にする目的で実施されるもの。

空力面の変更とともに1周あたり4秒のタイムアップを目指してサイズが変更になる来年のタイヤは、フロントは現在の245mmから305mmへ、リヤは325mmから405mmへそれぞれサイズアップ。25%ワイドになる幅は、フロントが現在より60mm以上、リヤは80mm以上ワイドになる。

全10回、合計24日間のテストが予定されているタイヤ・テストには、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングの3チームがマシンとドライバーを貸し出しておこなわれる。

参加チームは来年に向けたデータを得ることができるため、それがアドバンテージにならないよう、全テストで得られたデータはすべてのチームで共有される。

各チームの詳しいスケジュールは次の通り。
テスト 日付 テストの日数 サーキット マシン タイヤの種類
1 8月1〜2日 2日間 フィオラノ フェラーリ ウェット
2 8月3〜4日 2日間 ムジェロ レッドブル スリック(ドライ)
3 9月6〜7日 2日間 バルセロナ フェラーリ スリック(ドライ)
4 9月6〜8日 3日間 ポールリカール メルセデス スリック(ドライ)
5 9月21〜22日 2日間 ポールリカール メルセデス ウェット
6 10月12〜13日 2日間 バルセロナ メルセデス スリック(ドライ)
7 10月14〜16日 3日間 アブダビ レッドブル スリック(ドライ)
8 11月2〜3日 2日間 アブダビ レッドブル ウェット
9 11月14〜16日 3日間 アブダビ フェラーリ スリック(ドライ)
10 11月29日 3日間 アブダビ メルセデス
フェラーリ 
レッドブル
最終仕様
*水色の部分は今週のテスト。

【STINGER】
Photo by PIRELLI MEDIA
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