フェッテル、今年初のウェット・テストでクラッシュ
フェッテルは無事だったものの、マシンは一旦ファクトリーに戻された。(写真は昨年の2017年タイヤ・テストのもの)
スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・フェッテルは9日(木)、ピレリの新型ウェット・タイヤのテスト中にクラッシュしたため、テストは早い段階で切り上げられた。
フェラーリのテスト・トラックであるイタリア-フィオラノにあるフィオラノ・サーキットで今年最初のウェット・タイヤのテストに参加したフェッテルは、午後の早い段階で人工的にウェット・コンディションが作り出されたトラックを、新型タイヤのテスト向けに改修された2015年型の「SF15-T」で走行していたところ、マシンをコントロールできなくなり、そのまま正面からバリアに突っ込んでしまった。
さいわいフェッテルは軽い打撲のみで無事だったものの、クラッシュしたマシンはテストを続けられる状態ではなかったため、マシンはイタリア-マラネロにあるチームのファクトリーに戻された。
10日(金)もチームの3rdドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィが担当してテストは続けられる予定だったが、先週、シミュレーター用のデータ収集でキミ・ライコネンとともに「SF15-T」をフィオラノで走らせたジョビナッツィがテストを続行できるかどうかは、マシンの修理状況次第となっている。
また、2日目も初日を早めに切りあげたフェッテルが経験値を積むためにテストを続行する場合、ジョビナッツィの担当は午後のみになる可能性もある。
【STINGER】
Photo by Pirelli & C. S.p.A. – Pirelli Tyre S.p.A