フェラーリ、まもなく来期用マシン開発に着手
フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモロ会長は、スクーデリア・フェラーリの開発を、2010年仕様のマシンに注力することを示唆。
「今年のマシンは、KERSを任意で搭載するという曖昧なルールの中で開発を進めることになったため、開発の方向性を正しく解釈することが難しかった。それを証明するように、チャンピオンシップ覇者のフェラーリ、マクラーレン、ルノーは軒並み失速しているからね」。
「シーズンの初めにマシンの方向性が決まっていると、それをシーズン中に大幅に変更することは難しい。パフォーマンスを改善して、速さを取り戻すことに自身はあるし、その効果は次のレースから出てくるだろう。その次は、明確なルールが定められる2010年のマシン開発へ移行するつもりだよ」。
※KERS
ブレーキング時のエネルギーをチャージして、推進力にするシステム。搭載することで、スタートやストレートなどの強い味方になる。ただ
し、KERSそのものが約35kgもあるため、長身のドライバーのマシンに搭載すると、バランス調整用のバラスト(おもり)が理想的に配置できなくなって
しまうというデメリットもある。
ブレーキング時のエネルギーをチャージして、推進力にするシステム。搭載することで、スタートやストレートなどの強い味方になる。ただ
し、KERSそのものが約35kgもあるため、長身のドライバーのマシンに搭載すると、バランス調整用のバラスト(おもり)が理想的に配置できなくなって
しまうというデメリットもある。