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中嶋一貴 木曜日会見全録

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「ここは実は中速コーナーのサーキットで、走っていて、おもしろい!」

いい反応だった、モスクワでのデモ・ラン
—-ドイツGPのあと、モスクワでデモ・ランが行なわれましたが?
中嶋一貴(以下、一貴 ) ええ、モスクワは、デモ・ランに対するリアクションもよくて、”なかなかない経験”を、自分自身も楽しむことができました。

—-モスクワは、どんな街だった?

一貴 そうですね、大きな街ではあるんでしょうけど、ただ、街並みや建物には、あまり色気がないなあ(笑)という印象です。

でも、イベントをしたところはクレムリンの周りで、なかなかないようなシチュエーションでした。首都のど真ん中なので、人が多いのは当然かもしれませんけど、でも、観ている人の反応がすごくいいという印象でしたね。イベントが今回が二回目なので、それもあったかもしれませんけど。

何のプレッシャーもなくF1を走らせるのは、リラックスできてよかったですけど。ただ、忙しかったですね、インタビューとか、やたら多くて(笑)。

—-このサーキットには、どんなイメージを?

一貴 中・低速コーナーが並ぶサーキットですけど、ぼく自身は、初めて走る前は、あまり好きじゃないコースかなと思っていたんですけど、実際に走ってみると、GP2のときですけど、すごく”リズム”が大事なサーキットで、そういう意味でも、走っていておもしろいサーキットですね。

—-走る前の「好きじゃない」というのは?

一貴 まあ単純に、(自分はここは)苦手かな……と思ったんですが(笑)、でも走ってみたら、低速というより、中速コーナーが中心のサーキットで、また結果もよかったので……ということですね。

アップデートでハズしたことがない!今年のウイリアムズ
—-今回のアップデートは?
一貴 えー、フロント・ウイングが……まだ来てなくて、これから来るんですけど(笑)。あ、リヤ・ウイングも違いますね。細かいところが、いろいろアップデートされています。

このハンガリー専用ということではなくて、クルマのパッケージングとして新しいもので、これから以後、この仕様で走っていくというものですね。

—-今年はテストがないわけですけど、そういう新しいパーツについての、不安のようなものはない?
一貴 いえ、シミュレーションで、こういうものであるというのは(データとして)出てますので、あとはそれをコース上で試しているだけですね。速くなるというパーツがついているわけで、それはドライバーとしては楽しみだし。

ただ、速くなるといっても、1周でトータルして、コンマ1とか2秒(0.1〜0.2秒)違うという、そんな世界なので、走っていて、どれだけ”新しさ”を体感できるかといったら、それはちょっとむずかしいことになりますけど。

—-今年、速くなるとして持ってきたパーツで、ウイリアムズ・チームの場合、それを”ハズした”ということは、あまりないのでは?
一貴 ええ、ないですね! 数値に多少の誤差はあったことはありますが、逆に(遅くなる方向に)動いたことは一度もないです。

—-今回のタイヤについては?

一貴 ソフトとスーパーソフトで、コンパウンドが違うんですが、この路面とこの温度でどうなるかというのは、まだ走ってみないとわかりませんけれど、まずはしっかりと”いい方”を選んで……。ここは、追い抜きがむずかしいサーキットなので、予選が非常に重要になってきますので、まずはそこに照準を合わせていきたいですね。

日本に帰ったら、ゴーカートに乗る!?
—-このレースのあとは、数週間の休みになりますが?
一貴 そうですね、ここでいい結果が出るかどうかで、その休みを長く感じるか、短く感じるかも、違ってくると思うんで(笑)。

—-休みは、日本に帰る?
一貴 はい、帰ります。

—-ゴーカートに乗る予定があるとか?
一貴 ええ、そうですね。テレビのイベントで。

—-カートに乗るのは?
一貴 すごく久しぶりですね。最後はいつだったか、覚えてないくらいに(笑)。F1に乗るようになってからは……(乗ったことは)ないと思いますね。

でも、(F1とゴーカートは)まったく別ものですからね、しんどいと思いますよ。あの、すごーく”腕に来る”んです、カートというのは。よくこんなことやってたなと思います(笑)。

—-F1とは違うもの?
一貴
まったく種類が違いますね。カートから四輪に上がると、それなりに辛いんですけど。でも、四輪に慣れてからカートに戻ると、また別の辛さがあって……。これは、レース仕様のカートでなくてもそうですからね。だから、ハイ・グリップのタイヤでレーシング・カートでというのは、ほんと、よくやってたなと……(笑)。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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