佐藤琢磨、フォーミュラ・ニッポンにデビュー!!
3年目のインディカー・チャレンジを控えた佐藤琢磨が、3月3日と4日の鈴鹿開場50周年記念ファン感謝デーに参加、セナが乗ったマクラーレンMP4/4ホンダのデモランを行なう一方で、フォーミュラニッポンを初体験した。
琢磨が”参戦”したのは、エキジビジョンレースとして開催された『2012フォーミュラニッポン-ラウンド0(ゼロ)』。フォーミュラ・ニッポン・マシン初体験の4日の午前中の30分のフリー走行では、17台中15番手だったが、午後に降り始めた雨の中でスタートしたレースでは、実績順に主催者が決めたグリッド2番手のフロントローを与えられ、スタート決めてトップで1コーナーをクリアー。結局、3番手から追い上げた2010年フォーミュラ・ニッポンチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラに交わされたものの、ポールポジションからスタートした2011チャンピオンのアンドレ・ロッテラーを抑えて2位をゲットした。
琢磨はレース後、「フォーミュラ・ニッポンは、マシンもドライバーもレベルが高いことを情報で新低他けれど、実際に走ってみて実感した。今シーズン終盤、インディカーのスケジュールが終了したところで、実戦に参加する計画をしている」とコメントした。
琢磨が言う計画は、11月3〜4日に鈴鹿サーキットで行なわれる第7戦と想定できる。
また、フォーミュラ・ニッポンは、4月14日に鈴鹿サーキットで幕を開けて7戦で戦われ、11月16〜17日には、富士スピードで”富士スプリントカップ”も予定されている。
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30分のフリー走行を終えてマシンを降りた琢磨は、まずはチームメイトの山本尚貴のマシンをぐるりと1周してタイヤの状況などを確認した後、山本に感想を求める積極的な姿勢を見せた。