ウィリアムズとレッドブル、シューマッハのテストに反対
シューマッハの特例を認めないウィリアムズ代表。
AT&T・ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ代表とレッドブル・レーシングのデイトリヒ・マテシッツ会長は、F1に復帰するミハエル・シューマッハ(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)に、テストのチャンスを与えないとの声明を発表した。
シューマッハは、引退後も何度かフェラーリのテストに参加していたものの、2006年の最終戦以来、F1GPを走っていない。フェラーリは、ミハエルのブランクを考慮して、禁止されているシーズン中のテストを特例として許可して欲しいという手紙を他のチームに対して送っていた。
ウィリアムズ代表とマテシッツ会長は、どちらもハンガリーGPからテストなしで実戦に挑んだスクーデリア・トロ・ロッソのハイメ・アルグルスエルォリを例に挙げている。
ウィリアムズ代表は、「われわれは、シューマッハとアルグルスエルォリの条件はどちらも変わらないと考えている。したがって、シューマッハにテストのチャンスを与えるべきではない」とコメント。
また、マテシッツ会長は、「ハンガリーGPの前、ハイメのテストは拒否されたのに、なぜ7度のワールドチャンピオンは特例が下りるんだい? ハイメはテスト禁止という条件で、デビュー戦を迎えたが、われわれは、彼の仕事に満足しているよ」と語った。