ブリアトーレとシモンズ、ルノーを離脱
突然のチーム離脱が報じられたブリアトーレ代表(左)とE.ディレクターのシモンズ(右)。
ルノーは、昨年のシンガポールGPでネルソン・ピケJr.がクラッシュした経緯を、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の臨時総会で説明する前に、フラビオ・ブリアトーレ代表とエンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズがチームを離脱したことを発表。
昨年のシンガポールGPで、15番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が優勝したが、この優勝は、皮肉にも当時チームメイトだったピケJr.がクラッシュしたためにセーフティーカーが出動したことで得られたものだった。
当時のピケJr.は、タイヤの磨耗が原因でマシンがバランスを崩して壁にぶつかったと説明していたが、これがアロンソを勝たせるためにチームが命令したものだったという疑惑が生じたため、FIAがこの問題を調査していた。
この問題を解決するために、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の臨時総会が21日(月)に行われる予定だったが、ルノーはそれを前にブリアトーレとシモンズの離脱を発表。今回の問題について、FIAが何らかの証拠をつかんだことにより、ルノーは最悪の場合チーム消滅となってしまうため、その状況を避けるためにブリアトーレとシモンズにチームを離脱させたとうわさされている。
突然の離脱についてブリアトーレは、「チームを救うために離脱することにした」とコメント。