ザウバー、チームへの待遇に怒り
アブダビで最後のレースを迎えるBMWザウバー・F1・チーム。
今季でBMWが撤退することで、14番目のチームとして来季の参戦を目指すザウバー・チームだが、チーム創始者のペーター・ザウバーは、自身の作り上げたチームが消滅してしまう可能性がある現状に怒りを感じている。
ザウバー・チームは、来季の参戦チームのエントリーを申請する前にBMWが撤退を発表したため、チームとしての参戦が認められず、その間にロータスが来季のチーム枠である最後の13番目のチームとして受理されてしまった。ザウバーは14番目のチームとして参戦を申請するも、ウィリアムズ代表のフランク・ウィリアムズの反対で、来季から参戦する新規参入チームのどれかが参戦できなくならない限り、来季のグリッドにつけない状態となっている。
現状についてザウバーは、「新規参入チームは来季の開幕戦のグリッドにマシンを並べることができるだろう。しかし、その中のいくつかは2011年になる前に資金が尽きてしまうと思う。まったくばかげているよ」と怒りをあらわにした。
また、チームはペーター・ザウバーの元で2010年もF1に参戦したいとアブダビGPのリリースで発表した。